山崎哲秀 ー北極圏をテツがゆくー

北極圏の犬ぞり遠征をライフワークにしている山崎 哲秀のブログです。北極圏を犬ぞりで遠征し環境調査を行うアバンナットプロジェクトに取り組んでいます。このブログでは、遠征前は日本での準備や生活の様子、遠征中は、北極圏の様子を紹介します。 アバンナットプロジェクトの詳細は、山崎哲秀のホームページhttp://www.eonet.ne.jp/~avangnaq/ をご覧下さい。山崎哲秀の連絡先は、同ホームページに記載しています。

2020年4月4日(土) シオラパルク 曇り マイナス19.2℃
 作業はたくさんあって暇ではないのだけど、待機が続き、もどかしい毎日だ。
シオラパルク村でCovid-19が蔓延しているのではなく、このあとの予定が定まらない。

状況によっては、飛行機便のキャンセルや変更があったり、個人の話だけではないので、色々とすぐに動ける場所にいるべきだし、あとタイミングもあるだろうけど、果たして日本に帰国できるのか?というより、帰国しても大丈夫なのか・・。
ここにいる限りは今のところ100%感染はしていないけど、帰国する道中で、どこかでウイルスをもらって、日本に持ち込んで、周りの人たちに迷惑かけてもダメだし・・。
かと言って、帰国せずに夏期をこちらでただ過しても、予算が尽きるし・・(笑)。7月から10月にかけて、すでに日本国内で入っている予定に穴をあけるわけにもいかないし・・。

むむ~っ、ワンコたちよ、気を紛らわせてくれ。
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2020年4月1日(水) シオラパルク 雪 マイナス14.2℃
 天気がスッキリしない日が続いている。
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昨夜からやや強めの風が、雪交じりで吹き続けていて、天気が悪いにも関わらず、気圧がどんどん上昇。手持ちの気圧計を朝から見ていると、夕方までに1056hpaまで上がるという高気圧。なかなか見ない気圧だな。
Covid-19騒動で、気持ちは高気圧とまではいかないけど・・(笑)。

5~6月の観測調査は、大きく変更がありそうな気配。決定までの待機が続いている。

写真上:今日の窓の外。こんな悪い天気の中、気圧がどんどん上昇。
写真下:数日前、生後9ヶ月を過ぎた「ハッサク」と。兄弟の「ミカン」が隠れて写らず。
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2020年3月23日(月) シオラパルク 曇りのち雪 マイナス20.9℃
 東京の知人から、「桜」の写真が届いた。暖かそうだな・・。
2004~2006年にかけて南極観測隊で越冬して以降、この時期は毎シーズン北極に滞在しているので、随分と長い間、満開の桜を見てないなあ・・。
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こちらも気温が緩んできた。すっかり太陽は時間が長く、高く聳えるようになり、陽射しが眩しい季節となった。白夜に向け、まっしぐら。

シオラパルクに待機中で、犬ぞりを走らせながら、黙々と海氷のデータ収集やら、作業をこなしている。コロナウイルス騒動で、このあとの予定が不透明だ。グリーンランドも外国からの入国がストップされている。

写真:送られてきた桜の写真。

2020年3月17日(火) シオラパルク 曇り、雪 マイナス19.4℃
 5月、6月のグリーンランド南東部地方での観測調査に向けて、運搬用の小ゾリを製作済み。
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数日前にコロナウイルスの感染者が、グリーンランドでも確認されたとのことで、果たして研究者チームがすんなりとグリーンランド入り出来るのか、全く分からない状況。気持ちが切れないように維持している。

写真上:製作した台車用の小ゾリ。
写真下:バラバラにして、スキーバックで、合流地まで持って行く予定。
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2020年3月12日(木) シオラパルク 晴れ マイナス31.6℃
 快晴が続く。この1週間は、マイナス30~35℃くらいの気温で、冷え込んだ。2月19日に極夜明けの太陽が顔を出し、どんどん高く聳えていく。気温もそろそろ緩んでくるはずだ。

 今日の犬橇では、途中で角ちゃん(角幡唯介さん)と行き会い、写真を一緒に撮った。角ちゃんは3月20日頃から、犬ぞり旅行に出かける。
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 僕もテントを持って、泊まり込みで出かけたいところだけど、4月中旬を過ぎたら、グリーンランド東海岸側の氷床での観測調査サポートに、2ヶ月間入ることになっていて、コロナウイルスで世界中が騒然として、研究者との合流期間がずれたりする可能性も出て来たので、何かあればすぐに動けるように(常に連絡が取れるように)シオラパルク村で待機することに。シオラパルク村周辺での観測データ収集課題がたくさんあるので、犬ぞりを足にして、ワンコたちと戯れながら、作業を続けることにする。
 そうそう、いい知らせもある。この初冬から、シオラパルク村をベースとした長期観測が、日本の研究者の方たちによって始まる。僕も支援として手伝うことになっている。
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写真上:角ちゃん(右)と。
写真下:犬たち13頭と走る。

2020年2月19日(水) シオラパルク 晴れ マイナス23.2℃
 快晴!太陽が戻って来た。北緯77度47分に位置するシオラパルクは、10月中旬頃から、延々と極夜が続く。4ヶ月ぶりに太陽が顔を出した。

写真:戻って来た太陽。
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2020年2月17日(月) シオラパルク 晴れのち曇り マイナス20.5℃
 2月13日から14日にかけて、強烈なブリザードが吹き荒れ、シオラパルク村から沖合い15~20kmほどで、海氷が流失した。そのあとさらに、波のうねりが海氷を崩壊させて、15~16日にかけては、村から沖合い5kmほどまで海氷が流失。
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 今日17日、対岸のカギャ岬まで犬ぞりを走らせて、海氷の偵察に行ってきた。
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 開水の影響か、どんよりとした雲が、海上空には広がっている。ほんとなら今日、極夜が明けて、久々の太陽が顔を出すはずだったのに・・。残念。
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写真上:シオラパルクの裏山からカギャ岬を望む。黒く海水部が見える。
写真中と下:カギャ岬にて。

2020年2月9日(日) シオラパルク 曇りのち晴れ マイナス28.0℃
 このところ、マイナス30℃以下の気温が続いていたので、今日は暖かく感じた。

 今シーズンは0.5歳から1.5歳のワンコたちが全部で7頭いて、5頭がオス犬、2頭がメス犬。夏期の留守中に、3頭の働き盛りのオス犬を死なされてしまったので、殆どNewチームといった感じだ。
 1.5歳を過ぎたナノッ&クマ兄弟は、昨シーズン生後6ヶ月目頃から、橇を曳くのは覚えさせていた。だからすんなりと今シーズン、本格的な犬ぞりデビューとなった。
 1歳を過ぎたガイ♂は昨シーズン、生後3ヶ月を過ぎた頃から母犬と一緒に、橇には繋がず、走ることだけは訓練していたので、今回犬ぞりを繰り返すうちに、すっかり橇を曳けるようになった。今や堂々たる橇曳き犬だ。
 夏に生まれたハッサク&ミカン兄弟は、生後6ヶ月からの犬ぞり訓練となり、最初はかなり戸惑っていたが、年が明けてから反復するうちに、どうやら最近になって、犬橇のパターンを覚え、いい感じでチームに加わってくれた。あとはみんな、長距離を走らせ、体力をつけていくことになる。
 ガイと兄妹のミラン、ハッサク&ミカンの兄妹のコナツは、まだ犬ぞり訓練を始めていないが、メス犬は意外とすんなり溶け込んでくれるので、心配していない。
僕の感覚では、生後3ヶ月を過ぎた頃から犬ぞりレッスンを始めるのが、一番スムーズだ。
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 新しいワンコたちを合わせ、今日ようやく全13頭のオス犬で走ることができた。極夜明け前を目標にしていた。やっぱり十数頭での犬ぞりは、爽快だ!若い時に僕が、犬ぞりをやりたい、と思ったきっかけは、当時エスキモー猟師が十頭以上で走らせる、犬ぞりのダイナミックさに感動したからだった。あちこちでそんな犬ぞりが走っていた。時代と共に今は、犬ぞりの規模が縮小される一方だ。寂しい。エスキモーと呼べる人たちも、もういなくなってきた。
 僕の一世代後では、角ちゃん(角幡唯介さん)がエスキモースタイルの犬ぞりを始めてくれたので、もう一世代、若い世代で誰か日本から犬ぞりを始めてくれないか、と待っている。植村直己さん、大島育雄さんの時代から、なんとか続いている伝統だ。
満月が空に転がる中、気持ちよく走ってきた。あと一週間ほどで極夜が明け、太陽が戻って来る。
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写真:今日の犬橇にて。

2020年2月4日(火) シオラパルク 晴れ マイナス33.9℃
 今年に入って、時間の合間に製作していた「ニオガヤ」(エスキモーのアザラシの毛皮の防寒靴)が、ようやく完成。昨シーズン製作しようと思っていたけど、手が間に合わなかった。
靴底は通常、アザラシの厚い革を使うが、擦り減りやすいので、長持ちするように、市販されている極地用防寒靴の、耐寒樹脂ソールを切り取って縫い合わせた。
今日さっそく犬ぞりで使った。いい感じ。
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 2020年2月3日(月) シオラパルク 晴れ マイナス30.3℃
 地元で応援して頂いているサッチンさんを通じて、童画家・徳治昭さんから、犬ぞりの絵が、自宅に届いたそうだ。原画は日本に帰国してから目にすることになるけど、写真がメールで届いた。
うわ~、いいなあ!徳さん、そのうちぜひジョイントを!

徳治昭さん→ https://ja-jp.facebook.com/tokudougakan
サッチンさん→ http://diary2.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/pound_cake/
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2020年2月2日(日) シオラパルク 晴れ マイナス31.8℃
 ブログがまたまた滞ってしまった。元気でやっています。
 クリスマスに海氷上に犬ぞりを乗り入れてから、9地点設置した海氷観測点を、1月中に2順目を終わらせるように、その他の作業と合わせて取り組んでいたが、1月31日に予定通り2順目が終了。極夜の環境下、いいペースだと思う。少し気分的に余裕が出来たが、3順目、4順目・・と続けていく。これからは明るくなるので、作業もしやすくなる。シオラパルク村からは近場だが、ワンコたちのいいトレーニングにもなっている。
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 今日は自分の時間で、10頭のワンコたちを連れて、50kmほど走り込んできた。生後半年~1歳半のワンコたちも、繰り返し犬ぞりのパターンを練習し続けて、ようやくいい感じで走れるようになってきた。

暖冬の日本を横目に、こちらは12月下旬以降、それなりに冷えこんでいて、この数日はマイナス30℃前後が続いている。暖かいじゃん、と言われそうだが、この地域は暖流の影響で、大陸性の気候の北極よりは比較的に暖かいのだ。太陽が戻ってくる2月が、一年の厳冬期になる。

写真:あと10日ほどで太陽が戻って来る。今日の犬橇にて。

 2020年1月17日(金) シオラパルク 晴れ マイナス26.6℃
 金星が南の空に、赤く輝いている。
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こちらでは金星のことを「ナーリヒャット」と言う。こんな感じで南の空に赤く輝く金星は、こちらでは縁起がいいそうだ。

写真:夕方5時頃、南の空に赤く輝く金星。

 2020年1月12日(日) シオラパルク 薄曇り マイナス22.3℃
 月が明るく、太陽の代わりをしてくれるで、朝7時頃に犬ぞりを出す。

 高緯度地域では、空を真上に見上げると、北斗七星がすぐに目につくので、北極星も見つけやすいです。
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写真:今朝AM8:30頃の天空(上が北)。N77°44′、W70°45′付近の海氷上より。

 2020年1月8日(水) シオラパルク 曇りのち雪 マイナス21.8℃
 年が明けて、もう8日。なんだかんだと作業をしてたら、ブログが滞ってしまった。年末から、この時期では珍しく寒波となり、マイナス30~35℃くらいの気温が一週間ほど続いた。
 そんな中、元旦には犬ぞり走り初めをしたが、少し強めの風が加わり、新年早々に、いきなり顔面凍傷となった(笑)。
 犬たちを走らせることも兼ねて、海氷のデータも坦々と収集している。今シーズンは12月中旬に一度、ブリザードで海氷が流失してしまったので、シオラパルク前のフィヨルド内は、まだ35~40cmと氷の厚さは薄い。 ワンコも僕も元気でやっています。
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写真:今日の海氷測定にて(実際はもっと暗いです)。

2020年1月1日(水) シオラパルク 雪 マイナス28.6℃
 旧年中はありがとうございました。本年もどうぞ宜しくお願い致します。皆さまにとって、よい2020年になりますように。
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今年も世界最北の先住民族の村、シオラパルクで新しい年を迎えました。目標を達成できるように、マイペースで、変わらず取り組んでいきます。

2019年12月27(金) シオラパルク 晴れ マイナス21.9℃
 12月24~26日は、こちらはクリスマス祭日だった。どちらかと言うと、家族と過ごしている村の人たちを見ていると、この雰囲気は苦手で・・(苦笑)、犬ぞりで紛らわせることに。
 24日から始めるはずの犬橇が、悪天だったので一日スライドさせて、25日から始めることができた。海氷のデータ収集を同時に開始。今日から冷え込みが強まり出して、マイナス20℃以下の気温となった。
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 夏期中の7月初旬に、メス犬のリッカが、昨年の12月に続いて、またまた仔犬を3匹産んでくれていて、預かってくれていたピーター・Tが、しっかりと世話をしてくれていた。こんなペースで産んでも大丈夫か?と心配しつつ、メス犬1匹とオス犬2匹だ。
これまで産まれた仔犬には、知人にお願いして名付け親になってもうことが多かったが、昨シーズンのコテツや、産まれて数ヶ月の仔犬が伝染病でやられてしまったりなど、とにかく悲しませてしまったので、命名をお願いするのは封印することに。今回産まれた3匹は、まだワクチンが届かず、予防接種をしていないので、早くできるように祈っている。
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写真上:7月に産まれたメス犬「コナツ」。
写真下:コナツの兄弟の「ハッサク」(手前)と「ミカン」。

20191222(日) シオラパルク 雪のち曇り マイナス17.1

 冬至を迎え、ミッドウィンターということになる。極夜も折り返し。2426日、こちらはクリスマス祭日となる。明日は連休前の買い出しなど雑用をして、24日からいよいよ犬ぞりを始める予定。色々と準備している。

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写真:ミッドウィンター、正午の南の空。


2019年12月21(土) シオラパルク 雪時々曇り マイナス15.4℃
 12月12日のブリザードで流失した海氷は、再凍結を始めたあと、この数日間でようやく上を歩けるようになった。今日から、海氷上での測定を始めた。まずは歩いていける近場の一地点へ。厚さは約23cmだった。
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 ワンコたちの近況を追々ブログで紹介していくが、前シーズンの帰国時には生後3ヶ月を過ぎたミラン♀&ガイ♂兄妹は、すっかり大きくなった。嬉しかったのは、こちらでは夏期中には、誰にも懐かなかったそうだが、再会すると2頭とも飛びついてきてくれたこと。生後3ヶ月で、もうちゃんとそういう意識があったんだなあ・・。
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写真上:生後3ヶ月を過ぎた頃のミラン&ガイ。
写真下:すっかり大きくなったミラン(左)&ガイ。

2019年12月19日(木) シオラパルク 晴れ マイナス15.4℃
 グリーンランド最北のシオラパルク村(北緯77度47分)に、16日にようやく到着した。11月から天気が悪い日が多かったそうで、なんと12月に入ってからは、週2便ある定期ヘリコプター便が来たのは、16日の時点で2回目だったそうだ。カナックに5日間足止めを喰らったが、日本から8日目に辿り着いてラッキーだと思うことにしよう。
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ワンコたちと再会して、滞在の態勢を整え、順番に作業を進め、今日は朝6時頃、自動気象計の設置場所へ。計器類を一度回収し、村の借家に持ち帰りメンテナンス。午後1時頃再設置に出かけて、3時頃に家に戻ってきた。 村の前の海氷は、12日のブリザードで一度流失したが、昨日あたりから、再凍結した氷の上を歩き始めることが出来るようになっている。
インターネット回線も、今日繋がった。
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写真上:シオラパルク村の灯り。
写真下:海を背景に、自動気象計(写真は明るめに編集しています)。今年から、北見工業大学の観測チームの雨量計が隣りに設置された。シオラパルク村周辺での観測が広がり始めている。

 2019年12月14日(土) カナック 晴れ、曇り
 まだワンコたちの待つシオラパルク村へは行けず、隣り町のカナックで釘づけでいる。ヘリコプター定期便は、カナックよりも南にあるPituffk(ピトゥッフィ)=Thule Air Baseからやって来るのだが、12日はシオラパルクも含めて、全体でブリザード。13日はピトゥッフィが雪で悪天で、フライトはキャンセル。次の振替え便が16日(月)となった。
海氷は定着せず、犬ぞりもしくはスノーモービルを雇って移動することはできないし、船は浮氷や、寒さで海の表面が凍り付くのも早いので、スタックする可能性があるから使える季節ではない。待つしかないなあ・・。
町の漁師も、いつもならとっくに海氷の上から魚釣り(オヒョウ釣り)をして収入を得る時期なのに、暮れを前に嘆いている。
 事務仕事がメチャクチャ溜まってるので、少しでも片付けることにしよう。

写真:今日のカナックから見た海。12日のブリザードで氷が動いて、海が開いた様子が分かる。
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 2019年12月11日(水) イルリサット 晴れ、 カナック 晴れ
 昨日10日はコペンハーゲンからグリーンランド西岸中部のイルリサットへ移動し一泊。今日11日はイルリサットから、北西部地域のカナックの町へと定期便で移動。今夜はカナック泊だ。
 極夜真っ只中の暮れに、外からの訪問者や観光客は僕くらいしかおらず(笑)、クリスマス休暇で帰省か、クリスマス前に一仕事する地元の人たちしか飛行機には乗っておらず。機中のアナウンスでは、今日のカナックはマイナス20℃前後とのこと。地元の友人の話だと、何日か前からようやく冷え込みが強くなってきたらしい。海氷はまだ、犬ぞりで走れるほどは結氷していない。この2シーズンほどは10月末にはいい感じで凍りついていたが、久々に凍りつきが遅い冬となっている。

 例年だと、極屋の中でも暗くなりきる前の10月末~11月中旬頃までにはこの地方へ戻って来るのだけど、今回は1ヶ月ほど遅い到着となった。犬ぞりチームを持っていなければ、日本でお正月を過ごしてから・・となるのだけどなあ・・(笑)。冷え込みが始まる頃から、ワンコたちの世話は自分でしてあげるのがいいので、どうしても冬が始まるのに合わせて、こっちに来る形になる。
 カナックからワンコたちが待つシオラパルク村への定期ヘリコプター便が、今日の乗継ぎだと時間が合わず、13日(金)に予約していた。ところがシオラパルクがブリザードらしく、フライトがキャンセルとなり、明日が振替フライトになったそうだ。明日12日にフライトを変更してもらった。上手くシオラパルクに行けますように・・。

2019129日(月) 大阪 晴れ、 コペンハーゲン 曇り

 予定通り日本出国。今回は関空発のフィンランドエアー機で、ヘルシンキで乗り換えてコペンハーゲン着。今日はコペンハーゲンで泊まりだ。寝不足の日が続いて、機中はぐっすり寝続けるかと思いきや、何故だか目が冴えて眠れず・・(笑)。

 毎回のことですが、お世話になっている皆さま、友人、知人の全員には会うことができず、挨拶もままならず申しわけございません。無理なくマイペースで今シーズンも取り組んできます。

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 今朝の東京は、チラチラと雪がちらついた模様。

 
 モンベル「冒険塾」2019東京→https://about.montbell.jp/social/adventure/ 

にて、講演をさせて頂きました。凄い講師の皆さまの中に恐縮でした。「極北に賭ける」というタイトルで、話をさせて頂きました。話を聞いて下さった皆さま、モンベル関係者の皆さま、本日はありがとうございました。

先ほど、大阪の自宅に帰着。これで今回の日本帰国中の予定は全て終了。あさって9日は、いよいよワンコたちの待つグリーンランドへ出国です。

 1130日に続いて、今日は京都にて壮行会を開いて頂きました。「京都・山ちゃんを囲む会」と称して、僕が20歳代の頃から応援をして頂いています。司会は恐れ多くも、京都FM845 https://www.fm-845.com/dj/index.html のパーソナリティー、葛山さんが務めてくださいました。

師走に入り慌ただしい中にも関わらず、足を運んで下さった皆さま、いつも段取りをして下さっている皆さま、ありがとうございます。

大阪~京都と、こういった形でいつも送り出して頂いて、幸せです。

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 129日の日本出国が迫ってきた。2019-2020年シーズンの北極での活動が始まる。ベースとなるグリーンランド最北のシオラパルクは、村の前の海氷がまだ結氷していないとのこと。

 
 1130日の今日は、地元の高槻で「いってらっしゃい会」を開いて頂いた。「チームやまさき」という名称で、ずっと応援をしてくださっている。

足を運んで下さった皆さま、応援団の皆さま、いつもありがとうございます!

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 2019年11月10日(日)
 トランバウ氷河、標高5900m付近での氷河掘削(ボーリング)の仕事を無事に終えました。ドリラーの宮原さんと、アイスコア試料のヘリコプター輸送で、一足先にカトマンズまで下山。予定より早めに帰国できそうです。

写真:エベレストを背景に、ドリラーの宮原さん(右)と共に氷河ボーリング作業。
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 107日から1123日にかけて、ネパールのトランバウ氷河での観測調査参加のため、出掛けてきます。6000m付近での氷河ボーリングが、依頼を受けた作業となります。

山中ではメールでのやりとりが、出来なくなります。緊急の場合はアバンナット事務局のメールアドレスにご連絡下さい。

http://www.eonet.ne.jp/~avangnaq/contact.html

 

無事帰国を報告できるように、慎重に行ってきます。

2019104日(金)

 ラジオ関西の「寺谷一紀のまいど!まいど!」に出演させて頂きました。いい緊張感の中、無事に終了しました。

パーソナリティの寺谷一紀様、アシスタントの吉川亜樹様、俳句の大森保延先生、漫才コンビのアルミカン様、番組スタッフと関係者の皆さま、本日はお世話になり、ありがとうございました!

 

寺谷一紀のまいど!まいど! http://jocr.jp/maido/

 

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