山崎哲秀 ー北極圏をテツがゆくー

北極圏の犬ぞり遠征をライフワークにしている山崎 哲秀のブログです。北極圏を犬ぞりで遠征し環境調査を行うアバンナットプロジェクトに取り組んでいます。このブログでは、遠征前は日本での準備や生活の様子、遠征中は、北極圏の様子を紹介します。 アバンナットプロジェクトの詳細は、山崎哲秀のホームページhttp://www.eonet.ne.jp/~avangnaq/ をご覧下さい。山崎哲秀の連絡先は、同ホームページに記載しています。

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 本日、展示品の搬入作業。AM10時になって、モンベル山形店に運び込む時に、朝から続いていた雨が、ピタッと止んだ。ラッキーだった。

PM6時頃作業終了。いよいよ明日から展示会です。グリーンランド北西部地方のエスキモー民族の民具を中心として、それらに関する写真を展示します。

モンベル山形店の皆さま、お客さまの皆さま、今日は作業でバタバタしてしまい、すみませんでした。明日から宜しくお願いします。

 

写真上:グリーンランド北西部地方のエスキモー民族の、男性と女性の毛皮の防寒具と展示会場の雰囲気。

写真下:展示品あれこれ

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 29日は朝から車を走らせて山形へ。やっぱり遠いなあ・・(笑)展示品が多く、荷物が積み込めるハイエースをレンタルして、自ら運搬。大阪から11時間かかった。今日はこれから、明日7月1日からの展示会の搬入作業。寝てないんだけど、気合が入っているのか眠れない。

7月1日(金)、2日(土)、7月9日(土)、10日(日)は会場にいる予定です。

前回お知らせしたモンベル山形店・展示会での、トークショーの詳細が決まりましたのでお知らせです。グリーンランド北西部エスキモー民族の文化や自然の話が中心となります。

トークショー:7月9日(土)PM2:00~3:00 展示品に関するトークを行います。

※30~40名 入場無料

下記にポスターを添付しています。

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 ブログ更新を怠っていました。すでに来シーズン、そして今後に向けて動き始めています。

今日は展示会のお知らせを一つ。7月1日(金)~7月10日(日)にかけて、モンベル山形店の展示サロンをお借りして、展示会を開催します →

http://store.montbell.jp/search/shopinfo/indoor/detail.php?shop_no=678524&data=12

昨年から取り組み始めた巡回展です。さらにグレートアップしています(笑)。グリーンランド北西部地方に住むエスキモー民族の民具を中心として、それらに関する写真も展示します。タイトルは

「極北のエスキモー民族と自然 ~グリーンランド~」<山崎哲秀によるグリーンランド北西部エスキモー民族の民具と写真の展示>

北極での取り組みの目標の中に

・  エスキモー民族(グリーンランド)と日本の交流(姉妹都市や友好都市といった)の橋渡し、促進。

・  エスキモー文化(犬ぞりなど)の継承。

を掲げています。少しでも多くの日本の人たちに、グリーンランド北西部地方に住むエスキモー民族のこと、彼らの文化を知って頂き、将来的にグリーンランド北西部地方と、日本の何処かの地域との姉妹都市、あるいは友好都市関係を締結したい、という夢があります。その活動の一環です。

10年ほどかけて、日本全国を巡回展として回りたいと思っています。お近くの方はぜひ足をお運びください。7月9日(土)には、展示品に関するトークを行う予定です。これにつきましては、詳細が決まったら、またアナウンスしたいと思います。

 5月14日に予定通り帰国しました!どうやら家族には忘れられていなかった。10ヶ月になる娘にも、泣かれることなく受け入れられた模様です(笑)。

 一件お知らせです。「フィールドノート古今東西」(第13巻)(古今書院刊)が留守中の自宅に届けられていました。→ http://www.kokon.co.jp/book/b222719.html 古今書院から全15巻で刊行されている(される)、研究者の方たちによるフィールドワークに関する専門書なのですが、第13巻はフィールドノート(野帳)がテーマとされていて、その中で僕も愛用している、古今書院の野帳についてのコラムを書かせて頂きました。興味のある方は、ぜひ手にとってみて下さい。この全15巻のシリーズは、世界各地域でフィールドワークをされている研究者の方たちの専門書です。

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5月7日(土)カナック 晴れ 

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 今シーズンの活動を終え、帰国の途につく。今、カナックの町にいる。

 4月の観測支援を終えて、ホームタウンであるシオラパルク村に戻ったあとは、バタバタと後片付けをした。犬ぞりが出来ない夏期の帰国中は、僕のドックチームのワンコたちは、シオラパルク村の友人・知人に預かってもらう。その手配もちゃんとした。今回はマッシャングア、ケットゥットゥ、イラングアの3人に分けて、犬たちを預かってもらうことにした。昨シーズンの夏期の帰国中には、2頭のワンコが亡くなってしまったのだが、今回はそういったアクシデントの確率を少しでも減らすべく、元気に来冬期を迎えてくれるように、好条件でお願いしたつもりだ。

 2006~2015年にかけての、10年間の活動に一区切りを迎え、2015~2016年シーズンは、これからの北極での取り組みにおいて、新たな展開を迎えるシーズンとなった。犬ぞりでの観測活動はこれからも継続していくが、(社)北極観測支援機構(→ http://arcticlogistics.tokyo/

が立ち上がったことは、今後の北極での目標に繋がっていく。一人では出来ることではないが、オジサンもまだまだ夢を追いかけるのだ。

 少し前進した目標もあるけど、気持ちが途切れないように、いつもの如く目標をまた記しておこう。

今後の目標

・  日本の極地(北極)研究者の方たちの観測支援ができるように、民間支援体制を作る。

・  グリーンランド極北、カナダ極北にそれぞれ、日本の観測拠点を設営する(設営費用は民間団体・企業等からの賛助金、支援金等の獲得を目指す)。

・  エスキモー民族(グリーンランド)と日本の交流(姉妹都市や友好都市といった)の橋渡し、促進。

・  エスキモー文化(犬ぞりなど)の継承。

 この地方への週一便の定期便で、5月11日(水)にカナックを離れたあと、5月14日(土)に帰国予定です。

写真上:海氷が流失し続ける、シオラパルク村があるフィヨルド。

写真下:胴バンドを外して、今シーズンの仕事を終えたワンコたち。

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5月1日(日)シオラパルク 曇り

 シオラパルクも5月を迎えた。村に戻って以来、帰国に向けてバタバタと後片付けをしている。この地方への少ない定期便の都合で、帰国は5月14日を予定しています。

写真:4月の観測サポートは、こんな感じでした。ワンコたちもしっかりサポートに参加。

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4月27日(水)シオラパルク 雪

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 海氷観測サポートを終え、26日にシオラパルクへの帰途についた。観測中に海氷がどんどん流失して、犬ぞりで帰るのに、かなりの危険が伴うので神経を尖らせていたところ、こちらのエスキモー猟師の友人のピーター・シミガックが、残っている海氷の縁からボートでシオラパルクに送ってやる、と名乗りを上げてくれた。海氷の縁まで犬ぞりで行き、2日がかりでボートで2往復して、何とかシオラパルク村に戻ることができた。この2日間で2時間ほどしか寝ていないが、今夜はゆっくりと眠れそう。1回目のボートでの運搬は浮氷が邪魔をして、シオラパルクに行くまでに、26日の夕方6時頃から翌朝の4時頃までかかってしまった。一息入れて2往復目を終えたのが、今日27日のPM7時半頃だった。エスキモーの人たちの、厳しい自然の中での粘り強さには、やっぱり尊敬してしまう。

 安全な場所に戻れて、僕にとってはようやく今日が、今回の観測サポートの成功の日になる。このあとはひたすら、日本帰国の後片付けだ。

写真上:一回目のボートでの輸送は、犬たちが中心。

写真下:二回目の運搬は、橇や装備。

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4月24日(日)カナック 晴れ

 日本からの海氷観測サポートで、4月上旬からシオラパルク村を離れています。観測は無事に終了。

インターネットを頻繁に出来る環境でないので、メールの返信など滞ってしまっています。申しわけありません。シオラパルク村を離れたあと、急速に暖かくなり、一気に海氷の状態が悪化してしまいました。数日後から、シオラパルクに向けて犬ぞりで戻るのですが、海氷状態が悪く、普通なら5~6時間もあればカナックの町からシオラパルク村へ戻れるのですが、2~3日掛かる可能性があります。危険もあるので、かなりプレッシャーです。シオラパルク村に戻れて今シーズンの僕の北極活動が終ります。シオラパルクに戻ったら、落ち着いて返信が出来ると思いますので、メールを頂いている皆さま、今しばらくお待ちください。

4月3日(日)シオラパルク 晴れ -26.1℃

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 シオラパルク村も4月を迎え、すっかり暖かい季節です。眩しい陽射しが、温めてくれます。昼夜の気温差は大きく、もう一日を通して真っ暗な夜はなくなりました。夜中も薄明るさが残ります。白夜の季節ですね。

ブログ更新が滞ってしまったけど、坦々とした毎日が過ぎています。今シーズンは長期で犬ぞり旅行に出る予定がなく、シオラパルク村中心とした活動になっています。このあと4月7日あたりから、しばらくシオラパルク村を離れての活動になります。テントを張りながら犬ぞりで移動して、海氷のデータを集めたりしながら、4月15日頃にカナックに行き、日本からの海氷観測調査のサポートを4月末頃まですることになっています。そのあとシオラパルク村に戻り、今シーズンの後片付けをしてから、日本帰国の予定です。

写真:今日もワンコたちの写真です。ワンコたちも暖かな季節に、ほのぼのしてます。

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3月22日(火)シオラパルク 晴れ -23.2℃

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 すっかり、わんこブログになってしまってますが・・(笑)。写真だけ。

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3月15日(火)シオラパルク 雪 -24.3℃

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 カヤラングアが、しょっちゅうコーヒーを飲みに遊びに来てくれる。すっかり歳をとってしまったが、シオラパルクに通い始めた25年ほど前からの知人だ。カヤラングアはケケッタ村の出身で、この冬は夫婦でシオラパルク村で過ごしている。若き頃は猟師としてバリバリに鳴らしていて、犬ぞりであちこちを走り回っているところを、よく行き交ったものだ(通い始めた当時の僕はまだ、ソリを自ら引っ張って歩いていた)。30年、40年前といったこの地域の昔話をよく聞かせてくれる。今では考えられないくらい海氷の凍り付きもよかったそうで、かなり沖合まで犬ぞりで走り回れていたそうだ。夢のようなその時代に、僕も犬ぞりで走り回ってみたかったものだ・・。

写真上:家に遊びに来て、コーヒーを飲むカヤラングア(右)。

写真下:25年ほど前?の、カヤラングアとの写真(右から3人目が若き日のカヤラングア)右から2人目が若き日の山崎(笑)(撮影:Susumu Tomizawa)

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3月12日(土)シオラパルク 薄曇り -18.9℃

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 全頭のワンコたちと出かけ、昨日村に戻って来た。フィヨルドを挟んで対岸のカギャ岬も、海氷が壊れて通行が出来ず、沿岸の定着氷を利用してその場所を通過する。隣り町のカナックへ行くのも、この冬はすでに簡単ではなくなってしまった。海氷の状態がやはり良くない。近年はシオラパルク村周辺では、気軽に犬ぞりが出来なくなってきた。どちらかというと犬ぞり上級者向きといったところか。自分が上級者というわけではないけれど・・。なにせワンコ一頭が、大人一人よりも馬力があるから、ちゃんと犬たちを扱いきれないと、怪我にも繋がるし、海に犬ぞりを落としてしまったりとか事故に繋がる。こちらが犬たちにいいようにされることなく、十数頭のワンコたちを、60歳くらいまでは上手く扱いたいと思っている。体力と俊敏性が必要です。

暖かくなり犬ぞり走行時に、犬たちの足の裏の伸びた毛に、雪が団子状になって付着するようになってきた。これまでだと4月くらいに入ってから、雪が団子状に固まって付着したものだが、近年はその時期が早まっている。付着した雪が氷玉となって、指と指の間に食い込み、皮膚を切って怪我をしてしまうので、防止の為に今日、全頭のワンコたちの足の裏の伸びた毛を、ハサミでカットしてやった。約50本分の足(笑)。これもエスキモーの猟師の人たちから、犬ぞりを始めた時に教わった。

写真:全頭で出かけてきた。

3月8日(火)シオラパルク 雪~吹雪 -11.8℃

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 この3日ほど雪が降り続いていて、今日は風も強まり吹雪。明日あたりは回復しそうな予報。

隣り町のカナックへ行く通常の海氷ルート上で、ある地点ですでに氷が溶け始めていて、4月にカナックへ海氷観測サポートに行く時は、通行が危ない状態になっている可能性がある。その地点を回避する陸越えルート(遠回りになり、2日ほどカナックまでかかってしまう)の確認をしておかないと。天気が回復したら、泊りがけで偵察に出かける予定でいる。

今日のワンコは「ヒャカ」。今シーズンはナッホと兄弟げんかすることもなく、仲良くしている。ヒャカもナッホ同様にサボることなく、黙々と力強く橇を曳き続けてくれるので、安心してみていられる。

写真上:雪で視程が利かない状態が3日続いている。今日の吹雪のシオラパルク村。

写真下:吹雪の中の「ヒャカ」。

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3月3日(木)シオラパルク 曇り -12.2℃

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 3月が何処かへ飛んでいってしまった?

2月まではそれなりにいい感じで冷え込んでいたが、この一週間ほどは気温がグンと高く、また内陸から吹き下ろすアバンナット(北からの強風)が続いて、シオラパルク沖合の海氷が一気に流失してしまった。雰囲気は4月の陽気だ。この冬は海氷が安定していると思っていたのだけど・・。おのずと犬ぞりでの活動範囲は、狭まってしまうなあ・・。

2月28日から3月1日にかけて、隣り町のカナックへ出かけてきた。4月に海氷観測支援の予定があり、カナック沖合いの海氷状況を確認するのに写真撮影と、探していた民具の受け取りなど、やることが何件かあった。

今日のワンコは「ナッホ」。特に大きな癖も、問題もなく、坦々と力強く橇を曳き続けるのは、今シーズンも変わらず。エサを前両脚で抱え込んで、丁寧に食べていくのは見ていて感心する(笑)。

写真上:カナックからの帰り道。午後の低い太陽が、背後のインナンミウ岬の影を作って、カギャ岬へと横断するイツッダ・フィヨルドを覆っている。

写真下:「ナッホ」。アウリッチッ(動くな)!と号令をかけても、普段はちょこまかと動き回るから、こんな感じで座って写真に納まるのは珍しい。

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2月26日(金)シオラパルク 晴れのち雪のち曇り -17.5℃

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今シーズンも話題を振りまいてくれます「ママットル」。12月に発情期を迎えて、しばらくするとふっくらしてきたので、ご懐妊と思い大喜び。毎日せっせと多めに餌を与え続けた。2ヶ月近くになり、かなりふくよかになり、今か今かと待ち続けても、全くお産の気配なし。なんと誤懐妊だったのだ。こんなに身体は大きくなったのに・・。

写真上:今日は調整で6頭のワンコたちを走らせる。

写真下:「ママットル」。これでは走れません。ただ今、減量中。

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2月24日(水)シオラパルク 雪のち曇り -7.0℃

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 太陽が戻って、この季節がこちらの厳冬期だけど、やたらと気温が暖かい日が続いている。まさかこのまま春になるんじゃないだろうな・・。

今日のワンコは「リッカ」。11月に発情期を迎えて、今回はオス犬から離して隔離した。ところがなんと、1月下旬にも発情期と思われる春が来た。大型犬は半年ほどのペースで発情期が来る、というのが定説だが、北極に住むメス犬には当てはまらないような気がする。よくこんな場面に出くわすのだ。それとも妊娠しなかったら、すぐにまた来てしまうのだろうか?エサを与え過ぎると、間隔なくして、またぶり返してくるのだ。ソリ曳き犬を扱いなれたエスキモーの人たちも、このことは普通のこととして言っている。不思議だね「リッカ」君。

写真:発情期後、また犬ぞりに復帰した「リッカ」は、元気過ぎ。オス犬たちを翻弄してます。

2月22日(月)シオラパルク 曇りのち雪 -7.6℃

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 天気が崩れて夕方には雪となり、気温が急上昇。明日も降雪が続きそうな予報。

今日のワンコは「ショウヤ」。一昨年&昨年シーズンは、前年の冬毛が夏の間に落ち切らずに、毛玉みたいになって身体全体にこびりついて、見た目が汚かったが(笑)、この冬は見兼ねて、日本から犬用のブラッシングブラシを送ってもらい、せっせと解いてやっていたら、綺麗なこげ茶色の毛が登場(笑)。率先してグイグイと手を抜くことなく、今シーズンも橇を引っ張ってくれている。

写真上:犬の遠吠え。

写真下:(上)昨シーズンまでの「ショウヤ」君。(下)綺麗なこげ茶色の毛並になった、この冬の「ショウヤ」君。

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2月20日(土)シオラパルク 晴れ -24.6℃

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 午後に顔を出した太陽の陽射しが、顔に当たると熱を感じる。9頭の犬たちと海氷の厚さを測りに、村から西のインナンテッデという付近まで出かけて来た。

今日のワンコは「アッロ」。変わらず悩みもなさそうで、何があっても明るく挫けません。気持ちだけは僕もアッロを見習うことにしよう(笑)

写真上:今日の野外作業にて。

写真下:元気で明るい「アッロ」君。

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2月18日(木)シオラパルク 曇りのち晴れ -22.1℃

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 昨日は久しぶりに雪が夕方まで降り続いた。今日もお昼過ぎ頃まで空を雲が覆っていたが、午後2時頃に南の空が開けて、太陽が顔を出した。4か月振りの太陽!陽光を目一杯浴びた。

今日のワンコは「キャヨット」。1月下旬に右前脚を痛めて、しばらく走行が遅れがちだったけど、ようやく復調。相棒のハロットが夏に亡くなってしまって、ずっと元気がなく、孤立気味で気になっていたが、最近はアッロと仲良くしているみたいだ。犬にも色々と性格があって、アッロみたいにいつも悩みが無いように、無邪気な性格の犬もいるし、そうでない犬もいる。キャヨット君、元気出してくれよ。

写真上:ようやく太陽が出た!

写真下:カメラを向けると不安そうに見つめる「キャヨット」。

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2月16日(火)シオラパルク 晴れ -30.2℃

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 今日こそ4か月ぶりに太陽を拝める、と思いきや、なんと雲が邪魔してお預けに。

今日のワンコ近況は「ヌターバル」。今シーズンも特に悪さもせず、目立ちもせず、といった感じで、坦々と橇を曳いている。特技の早食いは相変わらずで、チームNo.1。

写真上:むむ~ッ、雲のヤツ・・。

写真下:「ヌターバル」。毛の配色が“ガリッ”に似ているのは、1歳上の兄貴だからです。

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2月15日(月)シオラパルク 晴れ -30.7℃

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 今朝は久々のマイナス30℃台まで気温が下がった。

午後2時40分頃、微妙な陽光が南のケケッタ島の上に輝いた。向かって左(西)の方へ、少し陽光が輝いたり島に隠れたりを繰り返したが、シオラパルク村では影にはならず。明日は確実に顔を出しそう。

今日のワンコは「ガリッ」。昨日の“わさび”とは兄弟で、一緒に繋いでいるとタッグを組んで、他の犬たちにケンカを売ることがあるので、別々のグループにして繋いでいる。ソリ曳き犬として2シーズン目になり、わさびと共にいい感じになりました。

写真上:微妙に輝いた陽光。明日は姿をハッキリと見せてくれそう。

写真下:すっかり成長した「ガリッ」。

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2月14日(日)シオラパルク 晴れ -29.1℃

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 太陽が裏山の頂を赤く染めた。明日はいよいよ4か月ぶりの太陽が地上にも届きそうだ。

今日のワンコは「わさび」。僕、いい子なんです。と、いつもあどけない表情を見せる、わさび君だけど、けっこう気は強く、自分より大きな体の犬にも対抗する。この冬は老犬のキャヨットを苛め気味で、よく僕に怒られている(笑)。ソリはよく引っ張ってます。

写真上:(上)マイナス30℃くらいまで冷え込んだ今日は、8頭の犬たちと海氷データ収集。(下)午後遅く、裏山が太陽で赤く染まった。

写真下:憎めないキョトンとした表情をする「わさび」。

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2月12日(金)シオラパルク 晴れ -27.3℃

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 数日前から、月がまた空に戻ってきている。

 今日のワンコ近況は「アーベェ」。老犬の年齢に入ってしまったが、8歳のこの冬もまだ体力ともに健在で、チームの犬たちをリーダー犬として先頭で、引っ張ってくれている。たいていの犬は7~8歳を過ぎる頃から、他の犬たちとの走行のペースについて来れなくなり、リタイヤしてしまうが、強い犬は十数歳までソリ曳き犬として現役でいられる犬もいる。できればアーベェにも、10歳を過ぎるまで、少しでも長く頑張ってもらいたいと思っている。こちらでリーダー犬のことを“カギャッタット”と言い、意味は“岬の先端、先っぽ”。

写真上:今日の正午頃の月。朝10時を回って南東の空に顔を出した月が、少しずつ高くなる。

写真下:今日の「アーベェ」。寝ていたところを起こしたので、眠そう・・(笑)

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2月10日(水)シオラパルク 晴れ -25.4℃

 昨年末にブログでお知らせした「(社)北極観測支援機構」のホームページが完成し、公開されています。内海代表理事が中心となり、制作を進めてくださりました。今後が楽しみです。この機構の強みは、北極域への、船舶等を始めとする大型輸送の手立てがあることです。

ぜひホームページをご覧ください。

(社)北極観測支援機構 ホームページ → http://arcticlogistics.tokyo/

2月9日(火)シオラパルク 晴れのち曇り -25.5℃

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ブログ更新が滞ってしまった。一日があっという間に過ぎている。今日は犬たちの調整のため、フィヨルド奥のMeehan氷河の偵察も兼ねて、犬ぞりを走らせてきた。

こちらシオラパルク村は、あと一週間ほどで太陽が戻る。数百キロメートル南のサビシビック村では、昨日極夜が明けて太陽が戻ってきたとのこと。

この一週間ほどで随分と明るくなり、外での写真も撮りやすくなってきたので、写真を入れながら、ワンコ近況の2順目をしていこう。

今日は最年少の「コテツ」。1歳6ヶ月とチームでは一番若いコテツ君は、現在リーダー犬のレッスン中。若い犬たちの中で、次期リーダー犬を育てたいと思っているが、順番に試していくと、一番それらしい動きをするので、少し前から、先頭を走るリーダー犬のアーベェのすぐ後ろに付けで走らせている。まだ若いので、走行中に緊張感が緩むことがあるが、数年後に上手く育ってくれれば・・。

写真上:今日の走行にて。明るくなり、写真が撮りやすくなってきた。

写真下:今日の「コテツ」君。

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1月29日(金)シオラパルク 晴れ -17.2℃

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 1月24日から1月28日にかけて、犬ぞり小旅行をしてきた。シオラパルクから50~60km離れた、隣り町のカナックの町を通過して、フィヨルドのさらに最奥部の、カナックから70~75kmほど離れた、ケケッタ村まで2日かけて足を延ばし、復路は3日かけて昨日28日の午後に、シオラパルク村帰着。天気も良くテントで泊まりながら、犬たちにも僕にもいい調整だった。ケケッタ村にも友人が多く、みんなにも会うことが出来た。

写真:ケケッタ村前の海氷上でテントを張る。

1月21日(水)シオラパルク 吹雪 -20.3℃

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 日に日に南の空は明るさを増している。極夜が明けるまであと1ヶ月弱。昨夜から久々に天気が荒れて吹雪となっている。

天気が良ければ、24日の日曜日から5泊前後の予定で、海氷データを集めに、犬ぞり小旅行に出かけようと準備している。当然ながらテント泊です。

我がチームの2頭のメス犬たちは、ママットルがおそらく妊娠していて約1ヶ月。またリッカは発情期を迎えそうな様子で、今回はオス犬と交配しないように、ママットルと一緒に家の近くに連れてきて繋留中。お留守番となる。

写真:一昨日の海氷データ収集にて。作業中にぐっすり眠る6頭の犬たち。

1月13日(水)シオラパルク 曇り -6.4℃

 狼が出た!嘘つきオジサンではない。今朝シオラパルク村に狼が現われ、射殺された。もっと北の地域か、あるいはカナダ領のエルズミア島あたりには棲息してるが、シオラパルクで狼が出た話は初めて聞いた。こちらでは狼のことを「アマウォッ」と言う。この冬は隣り町のカナックでは、12月に4頭も白熊が射殺されたりと、人里には滅多に来ない動物が立て続けに現われて、住民を脅かせている。

昨日から気温が急上昇していて、今朝はマイナス6℃ほど。少し動けば汗だくになってしまうくらい、どちらかというと暑く感じる。

写真:今日の午後の南の空。日に日に赤く鮮やかに染まってきている。

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1月9日(土)シオラパルク 晴れ -21.6℃

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 ブログをサボってしまった。この一週間ほど、最低限の作業はしてたけど、なんだか腑抜け状態だった。一年間常に、緊張感を張り詰めらせるのは、難しいところだな(笑)。

今日から全13頭の犬たちと走り始めた。今シーズン初めて10頭以上で走らせたが、逆に犬たちに煽られてしまう(笑)。メチャクチャわんこ達、元気だ。今月下旬に、月が戻ってきて明るくなったら、テントを持って犬ぞりで出かけ、何泊かしてくる予定だ。それまでに全頭で何度か走らせて調整しておかないと。日に日に薄明るい時間帯は増えていっているが、太陽が戻るのはまだ1ヶ月以上先だ。

写真:全頭で走り始める。

 

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