2007年11月
極夜の太陽
今日の一日
なんと
グリーンランドを覆うくらいの大きな低気圧が南西から北上してきたと思ったら、なんと今朝の気温は−2.3℃。17日は−30℃以下だったのに、この気温差は「う〜ん」と唸るしかない。
昨日はブリザードで、波のうねりも加わって海氷は壊れてしまった。
※写真は18日朝6時の気圧配置とシオラパルク沿岸の壊れた海氷。
(天気図はDMI-Vejret i Greenland
http://www.dmi.dk/dmi/index/gronland.htmより)
昨日はブリザードで、波のうねりも加わって海氷は壊れてしまった。
※写真は18日朝6時の気圧配置とシオラパルク沿岸の壊れた海氷。
(天気図はDMI-Vejret i Greenland
http://www.dmi.dk/dmi/index/gronland.htmより)
海氷上を歩く
天気すぐれず
今日も天気がスッキリせず、一日中細かい雪が降り続いている。雪が降ったり止んだりで、この数日気温も高めだ。今の時期は、そうでなくてもお昼頃に薄明るい時間帯があるだけなのに、雲で空が覆われると、殆ど終日真っ暗だ。
4日ほど前から村の前の海氷に乗り、海氷の厚さを測り始めた。今日は17cmまで厚さが出た。最初から風に流されていないフィヨルド奥の海氷は30cmは厚さがでているのではないだろうか。これで気温が一度グッと冷え込んでくれたら締まってくれると思う。焦ることはないので、もう少し待つことにしよう。そのうち海氷上を犬橇で走れるだろう。
村の猟師も海氷に厚みが出てきて、数日前からアザラシの網猟を始めたようだ。カガヤが「昨日アザラシが一頭網にかかった」と言っていた。
明日は雪が止んで視界が良ければ、沿岸の定着氷でも走らそう。新月も過ぎて、だいぶ干潮も落ち着くことだし。
4日ほど前から村の前の海氷に乗り、海氷の厚さを測り始めた。今日は17cmまで厚さが出た。最初から風に流されていないフィヨルド奥の海氷は30cmは厚さがでているのではないだろうか。これで気温が一度グッと冷え込んでくれたら締まってくれると思う。焦ることはないので、もう少し待つことにしよう。そのうち海氷上を犬橇で走れるだろう。
村の猟師も海氷に厚みが出てきて、数日前からアザラシの網猟を始めたようだ。カガヤが「昨日アザラシが一頭網にかかった」と言っていた。
明日は雪が止んで視界が良ければ、沿岸の定着氷でも走らそう。新月も過ぎて、だいぶ干潮も落ち着くことだし。
アイスドリルテスト
久々の快晴
キビヤックを食べる
犬橇訓練開始
今日から犬橇訓練を開始した。もう薄明るくなるのは4時間もないのだけれど、見計らって犬橇を出した。海にはまだ、犬橇で走れるほどの海氷は張っていないのだが、海岸は打ち寄せる波が凍りつき、通行できる場所もある。走行訓練とまではいかなくても、犬橇に慣れていく位のことは出来る。どんどん凍り付いてくる沿岸を連日偵察して歩いていたのだけど、昨日見てそろそろ少しくらいなら大丈夫だろうと判断し踏み切った。今日は4頭のベテラン犬、キナリ、ウキダガヤ、シルバー、シロを連れ出し、2時間弱ほど海岸沿いで訓練してみた。こちらの人達にしてみれば、また笑いのネタが増えたところだろうが、もう気にしない。俺は生活をするためにここに来たのでなく、遠征が目的でここに来たのだ。そしてなるべくこちらの人達の生活に、邪魔にならないようにと思っている。陸地を走行できる場所もあるのだけれど、ウサギやキツネの罠があちこちと仕掛けてあるので、荒らすわけにはいかない。取り合えず海氷が凍るまでは沿岸で訓練を進めて行くことにする。ちなみに昨シーズンは11月14日か15日が最初の犬橇訓練だったと記憶している。
去年よりは間違いなく今のところは冷え込んでいるのだが、強風の吹く日が多く、張り始めた海氷が流されてしまう繰り返しだ。これも近年の温暖傾向と何か関係あるのだろうか?
※写真は走行訓練にて。海はまだ薄氷だ。
去年よりは間違いなく今のところは冷え込んでいるのだが、強風の吹く日が多く、張り始めた海氷が流されてしまう繰り返しだ。これも近年の温暖傾向と何か関係あるのだろうか?
※写真は走行訓練にて。海はまだ薄氷だ。