2008年02月
ブリザード
太陽が戻る!!
待望の太陽が戻ってきた。約4ヶ月ぶりの太陽だ。裏の丘に登り、思わずガッツポーズ。嬉しくしばし凝視していると、眼が眩んでチカチカと真っ白になった。太陽ということを忘れていた。昨日は犬橇の上から、南のケケッタハー島の稜線に、出たかどうかの赤い陽光が見られたが、今日は完全に顔を出した。といっても最高で3分の2ほど。PM2:25頃から顔を出した太陽は、稜線を南から南西へと転がるように、それでも1時間ほど輝いていた。ここからは暗闇が無くなる世界へと駆け足だ。
この一週間は冷え込んだ。毛皮の防寒靴を新調するか悩んだ末に、思い切って作ってもらうことに。値は張るが、白熊の毛皮のオーバー靴だ。アザラシやトナカイといった動物の毛皮を利用した、エスキモーの人達の伝統的な防寒着のひとつである。完成を待って、15日から16日にかけて、60kmほど離れた隣町カナックへ、犬橇を走らせてきた。今季初めて全14頭の犬達を連れての走行トレーニングだった。海氷の凍りつきが1月中旬までもつれ込んだため、チームをまとめ上げるのが遅れていて気が気じゃなかったが、やっとここまで持ってきた。3月中旬スタート予定の犬橇旅行までに、もう少し走り込ませなければ。
カナックへのもうひとつ目的は、カナック止まりで届いてしまった、日本からの装備品のピックアップであった。いつものようにカナック下の海氷上にテントを張り、上陸はわずか1時間。翌朝早々にカナックをあとにしてシオラパルクへと戻ってきた。
※写真は 左上:2月9日の南の空。左中:2月13日のオーロラ。左下:2月17日の雲。右上:白熊の毛皮靴。右下:2月15日の犬橇トレーニング。下:2月17日、戻ってきた太陽。
この一週間は冷え込んだ。毛皮の防寒靴を新調するか悩んだ末に、思い切って作ってもらうことに。値は張るが、白熊の毛皮のオーバー靴だ。アザラシやトナカイといった動物の毛皮を利用した、エスキモーの人達の伝統的な防寒着のひとつである。完成を待って、15日から16日にかけて、60kmほど離れた隣町カナックへ、犬橇を走らせてきた。今季初めて全14頭の犬達を連れての走行トレーニングだった。海氷の凍りつきが1月中旬までもつれ込んだため、チームをまとめ上げるのが遅れていて気が気じゃなかったが、やっとここまで持ってきた。3月中旬スタート予定の犬橇旅行までに、もう少し走り込ませなければ。
カナックへのもうひとつ目的は、カナック止まりで届いてしまった、日本からの装備品のピックアップであった。いつものようにカナック下の海氷上にテントを張り、上陸はわずか1時間。翌朝早々にカナックをあとにしてシオラパルクへと戻ってきた。
※写真は 左上:2月9日の南の空。左中:2月13日のオーロラ。左下:2月17日の雲。右上:白熊の毛皮靴。右下:2月15日の犬橇トレーニング。下:2月17日、戻ってきた太陽。