犬ぞり案内人 山崎哲秀 ー北極圏をテツがゆくー

グリーンランド北西部地方に古来から住む、エスキモー民族から伝承を受けた犬ぞりを操り、“アバンナット北極プロジェクト”に取り組む、山崎 哲秀のブログです。 このブログでは、北極遠征中や日本滞在中の活動の様子を紹介します。 アバンナットプロジェクトの詳細は、山崎哲秀のホームページhttp://www.eonet.ne.jp/~avangnaq/ をご覧下さい。山崎哲秀の連絡先は、同ホームページに記載しています。

2009年06月

20090627_2

2009627日(土)

 動画情報です。下記の毎日jp.動画ページにて北極圏遠征動画、①~⑤がアップされています。 → http://video.mainichi.co.jp/

写真:講演など、イベント用に犬橇のミニチュアを作った。

「第4回 モンベル・チャレンジ・アワード」という賞を頂いた。→http://about.montbell.jp/release/disp.php?infomation_id=86

(これまでの受賞者のページはこちらです →http://about.montbell.jp/social/challenge/award/ )

僕は冒険的な記録を打ち立てていくタイプではないが、こういった地味な継続した北極での活動を評価してくれる企業があるのか、と正直な気持ち驚いている。そんな中で、色んな形で応援と支援を頂いているかたたちがいる。一人の力ではなく、みんなで受けた賞ですよ!一緒に喜んでください。

そしてモンベルの皆様ありがとうございます。

来シーズンに向けて、慌しい毎日を過ごしている。少しずつ動きもでてきた。

今日は犬橇の動画&記事案内です。下記の毎日jpのページで犬橇の動画と記事が見られます。動画は昨シーズンの記録で、このあとも続きがアップされる予定です。

動画http://video.mainichi.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48227968/48227968peevee261295.flv

記事http://mainichi.jp/kansai/graph/20090619/

20090604

64日(木)

 しばらくブログを休んでしまった。いつものことだけど、北極から帰国後はしばらく放心状態になる。夢から醒めたような・・。それでも6月に入ってまた次に向かって動き始めた。頑張るよ~!

 今日は延び延びになっていた質問の返答です。大阪市の桃太郎さんより、犬橇旅行に出発する前に頂いてました。遅くなってスミマセン!

Q:哲さんは、個人的な悩みなんか考えますか? よく言うでしょう。そんな悩み、地球レベルから考えたら小さい事や~とか。広い氷の世界で、話相手は 犬たち。日本に戻ってる間は、悩み事が湧いてくるとか。

 ちょうど、答えやすい心境です(笑)。

A:悩み・・。どちらかというと、結果に対してはどんな形でも「失敗」だとは全然考えないで、たいていは「次に繋がる」と前進していく性格です。手は抜いていないから・・。それに関しては、悩まないかもしれない。単純なんですね(笑)。でもいつもそうだけど、日本にいるときのほうがやっぱり現実の世界として、悩みや不安が押し寄せてくる。またそれが大きい。この歳になっても、生活や将来の保障は何もなく(そういう世界じゃないですし)、社会からは大きく外れてしまってると自覚してるからなあ・・。悩みはみんなそれぞれの形で地球レベル以上かもしれないですね(笑)。「手に職」ではないけれど、自分にはこれしかない「北極」を通じて、自分にしかできない形で社会に貢献していきたいです。すぐに結果はでなくても!

写真:日本にも犬達が・・。ピエール&タロ。

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