山崎哲秀 ー北極圏をテツがゆくー

北極圏の犬ぞり遠征をライフワークにしている山崎 哲秀のブログです。北極圏を犬ぞりで遠征し環境調査を行うアバンナットプロジェクトに取り組んでいます。このブログでは、遠征前は日本での準備や生活の様子、遠征中は、北極圏の様子を紹介します。 アバンナットプロジェクトの詳細は、山崎哲秀のホームページhttp://www.eonet.ne.jp/~avangnaq/ をご覧下さい。山崎哲秀の連絡先は、同ホームページに記載しています。

2011年01月

2011130日(日) 地吹雪のち吹雪 -30.3

 こう天気の悪い日が多いと、屋内作業ばかり進んでしまって、犬たちのトレーニングが遅れがちになるなあ。だいぶ明るい時間帯が増えてきたから、海氷の観測データ収集も合わせて、もう少しあちこちと偵察にも行きたいんだけどなあ・・。

 今日のワンコは「シン」。吹雪く中、何とか一緒に写真を撮ろうとするけれど、三脚が風で倒れたりとか、なかなかうまくいかず。まだ2歳と若いからか、遊んでもらいたい盛りで、最初は喜んでたけど、最後はソッポ向かれた。

写真上:今日の「シン」。名前を呼ばれて大喜び。

写真下:シンの顔が写らず、何度も撮り直してたら、最後はあっち向いて「もうええわ。ええかげんにしなさい。」

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2011128日(金) 地吹雪 -39.2

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 今日の犬たちの餌は、贅沢にもクジラの肉!サイレス&サエコ夫妻が夏の間に、こちらのエスキモーの人たちが狩猟したクジラの肉を分けてもらい、冷凍保存しておいてくれた。いつもは高カロリーのスペシャルドックフードなのだが、このところ気温が冷え込んでいるので、犬たちにボーナス。地吹雪の中、犬たちは大騒ぎで、1頭につき1.5kgほどの肉をあげると、ペロリと平らげてしまった。そのうち幾らか寒さも和らぐはずだから、頑張って凌いでくれよ~。

写真上:犬たちが喜ぶのを想像して、嬉しそうに包丁で肉を切る山崎。

写真下:小切りした、クジラの肉。

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2011127日(木) 晴れのち低い地吹雪 -41.3

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 お昼前から北からの風が強まりだして、低い地吹雪。気温も、もうひと下がりした。夜に測ってみるとマイナス41.3℃。この冬一番の冷え込み。今はまだ、逃げ込める暖かい建物があるからいいけどなあ・・。犬ぞり旅行中は、お手柔らかに(笑)。こんな気温の中、ずっと外にいる犬たちには頭が下がります。

 今日のワンコは「アミッアミッ」。手も掛からないし、よくソリも引っ張るし、問題ないなあ。兄弟のアミッバルよりも少しだけ人懐っこいし。

写真上:丸まって、寒さをやり過ごす犬たち。

写真下:今日の「アミッアミッ」。寝ているところを一緒にパチリ。寒いところ、起こしてゴメンよ!

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2011126日(水) 晴れ -37.7

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 珍しく3日続けてそれなりのいい天気が続いた。レゾリュートから南側のバロー海峡の海氷は、双眼鏡で覗き込むと、かなりひどい乱氷だな。今シーズンはレゾリュートから南西方面にある、マクリントック海峡を南下したいと思っているが、そこに抜ける海氷の状態はいいのだろうか?心配だ。

南の空の雲に、太陽が反射するような明るさになってきた。太陽が近いぞ~!

今日のワンコは「アミッバル」。最近の走行中には、キャヨットを天敵にしてるみたいで、悪さばかりしてる。お~い、そのうちカミナリ落とすぞ~。

写真上:今日の犬ぞりトレーニングにて。

写真下:今日の「アミッバル」。いつも2回ほど撫でられたら、ササッと離れて行ってしまう。一緒に写真撮るのは大変。

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2011125日(火) 晴れ(低い地吹雪) -39.2

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 たまには町の話題を。

しめて「5ドル!」。ハンバーガーのセット価格ではないです。な、なんと缶コーラ1本が・・!北極圏の物価が高いのは今さら驚きはしないけど、この冬レゾリュートのCO-OPで販売されているコーラは、なぜか昨シーズンの倍の値段。空輸費がかかるとはいえ、さすがに1本450円のコーラには手が出ません。円高にしてもさ。北極にいる時は禁酒にしてるけど、せめてコーラくらいは・・。ハイ、禁コもします。

今日のワンコは「アプ」。ウヤー同様に小柄で、すぐに太ってくれるけど、今日は走行中に、君はゲロしてたね。俺は見てたよ、アプ君。食べ過ぎですな。

写真上:なんて高貴なコーラさん。眺めるだけにしておきます。

写真下:今日の「アプ」。お腹を撫でられるのが好きなアプです。

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2011124日(月) 晴れ(低い地吹雪) -37.5

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 今日から犬ぞりトレーニングもステップアップ。12月下旬から78頭の犬たちをグループにしてトレーニングを続けていたが、1112頭での走行に入る。予定通りに進んでいるといったところ。今シーズン最初の10頭以上の走行にしては上出来だった。このあたりからが準備期間中の最後の仕上げにかかる感じだ。毎シーズン顔ぶれは、新たに加わる犬たち以外は同じとはいえ、10頭を越えると統率をとるのも大変になるし、犬たちに使う体力もさらに必要になる。犬ぞり旅行スタートまでに、最終的に15頭のチームにまとめあげる。気になるのは、メス犬のコウが、2月中に発情期を迎えるのでは、ということ。

冷え込んでいる上に風が強めで、外にいるたった数時間の間で、頬と鼻がお決まりの凍傷になった。太陽が戻るまであと10日!

写真:今日は11頭の犬たちと出かけた。

2011123日(日) 吹雪のち地吹雪 -36.4

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 数日前から、冬らしく冷え込んでいる。おまけに風が強いから、犬たちの様子を見に行くと、露出している鼻に風が当たり、寒さでひん曲がりそうなくらいシクシクと痛む。犬たちも、普段は様子を見に行くと飛びついてくるのだが、寒さをやり過ごすようにクルまっておとなしく寝ている。が、餌となれば別の話。大騒ぎで大歓迎される中、餌をあげた。冷え込みが続いているので、脂肪補給でラードも一緒に与えた。

明日は天気が回復しそう。予防接種のあと中3日空いて、調子もよさそうなので、ひと走りさせたいところ。

 今日のワンコ紹介は「ウヤー」。体が小さいせいか、他の犬たちと同じ量の餌をあげてると、効率よく太ってくれる。

写真:今日の「ウヤー」。ウヤーの意味はエスキモー語で「石」。寒さに石のように丸まって寝ていたところを、強引に一緒に撮影(笑)。

2011122日(土) 吹雪(ブリザード) -38.5

 「エスキモー」という呼称は差別語?とはいうけれど、グリーンランドからカナダ北極圏、アラスカにかけて、それぞれ地域差があるようで、決して「エスキモー」という呼び方が差別語とは思えない。今日は「エスキモー」の呼称について個人的に感じることを少し書いてみよう。

僕が思うのは、人それぞれが、どういう気持ちで彼らに接しているかに尽きる気がする。例えば僕の場合は、極寒の自然の中を何千年と生き抜いてきたエスキモーの人たちに対して、リスペクトの念を持っている。それもかなり強く。北極に足を踏み入れた最初の時から、なんの違和感もなく、すぐに狩猟も生肉を食べる文化も受け入れることができたし、また通い続けているうちに、彼らの文化である犬ぞり技術を身につけたい、と伝承してもらった。彼らは厳しい自然の中で生き抜いているからか、「感覚」というものにはすごく敏感だ。当然、外から来た人間たちがどういう気持ちで彼らに接しているか、どういう目で見ているか、そして「エスキモー」と呼ぶかも、すぐに感じ取ると思う。文化を受け入れることが出来ず、民族を見下したり軽蔑した気持ちがあれば、彼らは「エスキモー」と呼ばれることに反感を感じるはずだ。カナダ北極圏ではそれがかなり強いということだが、そういった外の世界と関わってきた、社会的背景もかなり影響があるんじゃないかな。リスペクトの気持ちや同じ人間だという気持ちがあれば「エスキモー」と呼んでも、彼らは反感を持たないと思う。普通に僕はそう呼んでいる。外の世界との隔たりに、全然ひけ目を感じる必要もないし、生活が近代化されたとはいえ、彼らは誇り高き血をひく「エスキモー」なのだから。

写真:エスキモーの仲間達と(2008年)。

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2011121日(金) 吹雪(ブリザード) -23.4

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 天気の悪い日に、少しずつ作っていた犬たちの胴バンドの予備。全部で5つ完成。これだけあれば今シーズンの予備としては十分だろう。このエスキモー型の胴バンド、彼らの言葉では「アノ」という。

写真:作り上げた胴バンドの予備。アノ屋さんができそう。

2011120日(木) 雪 -31.5

 前回の狂犬病の予防接種から一週間が経ったので、天気もしばらく悪い予報だし、再び予防接種をしておくことに。今日のは「5種混合」ってヤツです。これも毎年していて、義務の狂犬病接種とは違い、イエローナイフの動物病院からワクチンを取り寄せ、自主的にやっている。こんな寒い北極でも、ジステンバーなどの伝染病が猛威を振るうことがある。

そういえば、知人ご夫妻のベビチャンも、偶然にも2回とも同じ時期に予防接種を受けた模様。(ブログ ⇒ http://845.cocolog-nifty.com/blog/ )。真似したわけじゃないですよ(笑)。

 

 今日のワンコは「カヌッルンニ」。変わらず、悩みもないように元気一杯。なんか悩みある?

写真:餌を食べたあと、御満悦の「カヌッルンニ」。目が三日月になってるよ。

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2011119日(水) 雪時々曇り -32.4

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犬ぞりトレーニングって、いったい何をやってるの?と想像がつかない皆さんもいると思うので、今日はそのことについて少し書いてみますね。

 チームワークを作るのも一つの理由だけど、それとは別にもっと大きな意味がある。もともとエスキモー犬というのは雪や氷が溶ける夏の間は、ただ繋がれて餌を食べているだけの生活。なのでシーズンが始まっていきなりハードにソリを引っ張らせても、体がついこない。エスキモーの人たちは、海の氷が凍り始める11月頃からの、太陽が昇らない極夜の季節は無理をせず、近場で狩りをして、それがうまい具合に犬たちのトレーニングにもなっている。生活に基づいているわけだ。そして極夜も終盤を迎え、日に日に明るくなるに従って、狩場の範囲を広げて長距離を走らせるようになる、という感じ。僕の場合はそういう流れを「トレーニング」と称して、犬たちが長距離を走っても体力が続くように、今の極夜の季節に、犬たちの調整をしている段階です。レーサー犬ではないので、脚が速くても全然ありがたくなくて、空荷のソリをただ引っ張ってるだけではトレーニングにならない。僕のソリは頑丈で、空荷の時の重さは150kgくらい。犬ぞり旅行に出ると多い時でさらにソリの上に600kg700kgという荷物を積まないといけない。エスキモーの人たちはそれが時には1000kgを超えるような、獲物の肉にあたる。脚は速くなくてもいいから、荷物を積んだ重量のあるソリを、ゆっくりでいいからコンスタントに引っ張ってくれるほうがありがたいのだ。僕の普段のトレーニングでは、ソリのランナーに鎖や太いロープをかけて、ブレーキ(負荷)をかけながらのトレーニングを続けている。片方のランナーにブレーキをかけたり、両方のランナーにブレーキをかけたり、時には片方のランナーに2本ずつくらいブレーキをかけたり・・。(ちなみにこのブレーキは、氷河の坂を下る時にソリが滑り落ちてこないので、安全面でかなり有効です。エスキモーの人たちに教わった、氷河下降方法)。

 今日のワンコは「リク」。走る意気込みはいつも凄いんだけど、先頭をきって走るタイプじゃないなあ、君は。

写真上:ランナーに太いロープを巻き、ブレーキをかけて走行している様子。

写真下:今日の「リク」。いつもは飛びついて来るけど、走行後でお疲れ?

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2011117日(月) 雪一時晴れ -31.3℃

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 さて今日は犬ぞりトレーニングへ。空に雲がなければ、確実に一日一日明るくなってきているのがわかる。沖合いに出たいのだが、真南のバロー海峡はけっこう乱氷になっているみたいで、いまひとつルートがつかめず。もう少し明るくなれば遠くまで見渡せるのだが・・。

今日のワンコ近況は「ルッキ」。他の犬たちを押しのけて擦り寄ってきます。お前だけの俺じゃないんだよ~(笑)。

写真上:犬ぞりトレーニングにて。

写真下:今日の「ルッキ」。勝負服(犬ぞり用防寒着)に、臭いが染み付くじゃないか(笑)。

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2011116日(日) 地吹雪のち晴れ -29.7

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 14日から吹き荒れ続けたが、今日の午後にようやく終息。気温もマイナス30℃くらいまで冷え込んだ。犬たちは予防接種後だったから、ちょうどいい休みだったと思う。明日は天気が良さそうで、犬ぞりを出せそうだ。

 同じ毎日の報告ばかりになるので、たまには昔の写真を紹介してみよう。北極に足を踏み入れた頃は、グリーンランド北西部で、自ら橇を引っ張って散策してました。「記録」と呼べるようなものは、なんにもないけれど、それはそれで楽しかった。そんな時代もありました。まだ20歳代の頃の話です。

写真上:グリーンランド北西部にて、内陸氷帽へ。手作りの木製ゾリを2台引いて。

写真下:氷河を上る。

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2011114日(金) 吹雪 -22.2

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 昨日の空は、あんなに鮮やかだったのに・・・

             

 今日の空は吹雪で真っ白!写真にも写りません・・(笑)。

             

午後を過ぎて、レゾリュートの南東側の空が、どんよりとしたどす黒い雲となった。海氷が動いて海が開いたみたいだ。去年も確か今頃の時期に、レゾリュート前のバロー海峡の氷が動いたと思う。犬ぞり旅行のルートを色々と思案しないとダメそうだな。

写真上:昨日の空

写真下:今日の空

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2011112日(水)(その2) 雪 -23.2

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 天気がスッキリしないので、犬ぞりは休みにして、毎年恒例の狂犬病予防接種を15頭の犬たちにしてやることに。いつ打とうかタイミングを見ていた。町のヘルスセンターでワクチンをもらい(狂犬病は無料)、自分で打ってやらないといけない。北極圏の田舎町、ここには獣医はいない。毎年やってると手馴れたもので、犬の首筋にさっと打つのだが、1回だけミスショット。手応えがないなと思ったら、皮膚の上の長い毛の中に・・。

建物の中に一頭一頭連れてくるわけにはいかず、外でするのだけど、もたもたしてたら寒い外気に、注射針の中でワクチンが凍結してしまう。一度に懐の中に34本くらいの注射を準備し、何回かに分け、凍らせないようにしながら無事終了。

 

そうそう、昨日からワンコ近況報告の3順目に入ってます。3順目は犬と僕が一緒に写っている写真で紹介したいと思います。

ということで、昨日のキナリに続いて、今日のワンコは「シルバー」。よく食べてよく寝るマイペースなシルバーだけど、今日は予防接種の雰囲気を一緒に撮ってみました。えらい怖がってる??俺がいじめてるみたいだ(笑)。

写真上:狂犬病のワクチンと注射器。

写真下:今日の「シルバー」。注射に凄い尻込み。実際に打ったあとで、雰囲気を写真に撮り直しただけなんですが・・。

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2011112日(水)(その1)  雪 -21.8

 感激!日本南極地域観測隊、ドーム基地より衛星電話通信が届く。昭和基地のある沿岸地帯から、はるばる1000kmほど離れた内陸にある日本ドーム基地に、今日到着したのだそうだ。ドーム隊隊長の本山先生はじめ、隊員のみなさんからの衛星通信だった。ありがとうございました。お気をつけて観測等の作業をお進めください。こちらも安全第一で活動を続けます。

2011111日(火) 雪のち曇り -28.0

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 夏に犬たちを繋いでいた沿岸近くに、繋留用のチェーンをほったらかしたままにしてあったので、回収に行ってきた。所々、雪に埋もれていたので掘り返す。15頭の犬たちを繋いでいたので、その鎖の長さも相当なもので、重さにしたら100kgくらいになるんじゃないかな。台車代わりの小ゾリを持って行き、「キナリ」の力も借りることに。橇に載せて一緒に引っ張って帰ってきた。

写真上:「キナリ」と一緒にひと仕事。頼りになるね。

写真下:夏期中の繋留の様子(11月上旬)。

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2011110日(月) 雪 -25.1

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 数日前から犬ぞり旅行用の装備や食糧等のチェックを始めた。部屋と作業用に借りているスペースはグチャグチャの状態。今回は大きく4つに荷分けを考えないといけない。一つ目はレゾリュートにデポ(保管)しておく装備類と1回目の補給用物資類。二つ目は犬ぞり旅行スタート時に、ソリに積んでいく物資類。三つ目はケンブリッジベイの町にあらかじめ送っておく装備や補給用物資類。四つ目は日本に送り返す物資類。まだ頭の中が混乱中。少しずつやることにしよう。

写真:ごった返している部屋と作業スペース。

201118日(土) 晴れ -23.5

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 風邪にかまかけて、「今日は一日休むかっ」なんて思ってたら、年が明けてから一番の快晴!他にサボる理由を見つけることができないので、渋々?(笑)犬ぞりを出す。それにしても、天気が悪く屋内に閉じ込められているより、外に出たほうが体調が良くなる気がする。風邪は何処かへ消えたみたいだ。

 空も綺麗で、南の空が鮮やか。この季節から2月、3月頃の色彩が、一年を通じて一番綺麗だなあ、と感じる。なんにもない単調な北極が、色とりどりになる。

写真:今日の南の空。手前には大きな棚氷が。月も空に戻ってきた。

201117日(金) 吹雪 -4.4

7日(こちらでは6日夜)に電話出演させて頂いた、ラジオ関西「原田伸郎 のびのび金曜日」。無事に終了しました。のぶりん様、えみりん様、そしてスタッフの皆様、どうもありがとうございました!

67日は吹雪で、外は大荒れの「北極の風」が吹いている。

 2日前に、喉がイガイガするなあと思っていたら、6日の朝起きると、頭がぐわーんとしていて、体中の節々がパキパキと痛み、おまけに胃もチクチクといった具合でグッタリだった。普段は飲まない薬を飲んで一日中寝てたら、夕方頃にはかなり回復。元気、元気!

寒い北極では、外界との接触がないと風邪はひかない。もともとウィルスが寒い外気に生きられず無菌状態ということだが、風邪のウィルスが持ち込まれると、町中に風邪が流行したりする。年が明けて、僕が宿泊している施設にも、設備関係の仕事の人たちが続々と戻ってきているので、風邪の菌が持ち込まれたのかもしれない。ウィルスも暖かな建物の中では、絶好の棲みかになるみたいだ。「北極の風邪」である。

201115日(水) 雪のち晴れ -13.0

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お知らせです。日本時間の17日(金)に、ラジオ関西558の「原田伸郎 のびのび金曜日」 ⇒ http://jocr.jp/nobi/index.html に、電話で出演させて頂く予定です。PM2時過ぎのコーナーとのことです。北極滞在中は、かなり無口になっているので(もともと無口だけど?さらに)、ちゃんと喋れるかなあ・・?(笑)。ちょっと不安。時間の都合がつく方は、ラジオのスイッチを入れてみて下さい。

 

 今日のワンコ近況は「アミッアミッ」。2順目の近況報告のとり(最後)です。アミッアミッは手がかからないワンコだなあ。兄弟のアミッバルと同じで、特別に人懐っこいわけではないけど、橇もよく引っ張るし、元気だし。アミッアミッにとっての親分はシルバーで、いつもシルバーのそばから離れません。

写真上:今日のお昼の南の空。すこ~しずつ、明るさが増してきている。太陽が戻るまで、あと1ヶ月!

写真下:今日の「アミッアミッ」。凛々しい顔してますね。

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201112日(日) 晴れ -31.5

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日曜日。昨夜は遅くに天気が回復し、若い人たちが、スノーモービルのエンジンをブイブイ鳴らしながら、かっ飛ばす音がずっと続いていた。今朝のレゾリュートは、日曜日に加えて新年で、夜更かしする人たちが多かったのか、ひっそりとしていた。

こちらはそういう訳にはいかない。天気がいいので犬ぞりを出す。走り初めだ。気温も久々にマイナス30℃以下となり、肌にピリピリ。ご機嫌な始動だった。このレゾリュートは天気のいい日が、せいぜい続いて2日ほど。そして悪くなっての繰り返しだ。極地で活動するにあたっては、お正月も日曜日も関係ない。天気がいい時は屋外での作業や活動をしておかないと、どんどん後回し後回しと行程が押してくる。

今日のワンコ近況は「アミッバル」。毛並みもよく、今シーズンは見ていて安心。絶好調です。面白いのは、飛びついてくるほど人懐っこくはないんだけど、カメラを向けると写真のポーズをとるのが一番うまいのがアミッバルです。

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写真上:元日の町の新年会。生肉をお腹一杯にご馳走になった。

写真中:寒いけれど、犬ぞりトレーニングで汗をかいた。蒸気でまつ毛に霜がびっしり。

写真下:今日の「アミッバル」。いつもポーズがきまってます。

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201111日(土) 地吹雪 -19.4

2010年は応援を頂き、

   またお世話になり、ありがとうございました。

2011年が皆様にとりまして、

   良い年になりますようにお祈り申し上げます。

Greeting

20101231日(金) 地吹雪 -19.0

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 2010年も今日で終わり。年明けに備えて、防寒作業手袋が傷んできたので、修理をしたり、犬用の胴バンドの予備を作ったりとかして過ごす。また作業用ヤッケが犬の臭いでプンプンするので洗濯をしたりなど、気分一新で2011年を迎えるのだ。そうだ、散髪もしなきゃ。

 今日のワンコ近況は「リク(陸)」。相変わらず甘えん坊で元気ですわ。今日リクとシンが乱闘になったところ、同じグループに繋いでいるウヤーとキャヨットがそれに加勢して、シンをコテンパンに集中攻撃したので、まずは加勢したウヤーとキャヨットをかなり厳しくお仕置き。やるときは一対一でやりなさい。わかったかね、ウヤー&キャヨット君。そしてきっかけを作ったリクにも相当に厳しく叱りつけた。場合によってはお仕置きも必要です。リクは最近、シンにちょっかいを出してばかりいる。

写真上:手袋を修理する。

写真下:乱闘後の、今日の「リク」君。なんかその目は反省してないなあ。

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