2013年01月
癒される?
いい感じ
海氷の偵察
久々に晴れ
近況
1月15日(火) レゾリュート 地吹雪 -31.1℃
ブログをサボってしまった。ここ4日ほど強風で、地吹雪が続いている。今日は特に酷い。夜はサイレス&サエコ夫妻宅でお世話になり、朝は6時半頃キャンプサイトに行って、日中の時間帯は犬の世話をするという毎日の繰り返し。ちなみにSouth Camp Innの元オーナーのアジイ&アリーサック夫妻は休暇でレゾリュート不在中。アジイさんはおそらく、何十年かぶりにレゾリュートを離れたのではないだろうか。
天気のいい日は犬たちを走らせているが、そろそろ今シーズンのチーム作りの仕上げをしていかないと・・。犬ぞり旅行に向けて、食糧や装備の準備にも取り掛かり始めた。
メス犬のコウが発情期を迎えたので、今回は隔離している。
写真:現在のキャンプサイト。
少しずつ・・
荷物色々
「パミウリ」
1月6日(日) レゾリュート 地吹雪のち晴れ -30.1℃
ワンコ近況報告で「パミウリ」。昨年の今ごろ里親になり、イエローナイフからやってきた「パミウリ」。当初は覚えられないような洋風の名前が付いていたので、エスキモー語で「パミウリ(尻尾)」と改名。小柄な尻尾がフサフサの綺麗なメス犬で、間もなくチームに馴染んでからは、リーダー犬の素質があることが分かった。今シーズンも時々、先頭に出して試しているが、やはり反応がいい。チームの他のメス犬に対して、凄いヤキモチ焼き屋の「パミウリ」は、主人に可愛がってもらいたくて、気に入ってもらいたくて、とにかく頑張ろう、と健気に走っているように見えて仕方がない。今シーズンはコウに抑え込まれてしまっているが、可愛げのあるワンコです。
写真:チームで一番小柄なカナダエスキモー犬の「パミウリ」。僕のところにやってきた時は、食が細くて心配したが、今はオス犬と同じくらい食べてます。
「ルーク」
1月4日(金) レゾリュート 地吹雪のち晴れ -27.5℃
地吹雪が止んだ午後、少しだけ犬たちを走らせに行く。何かと理由をつけてサボってばかりもいられない。年が明けて、徐々に冷え込みも強まり始めた。鼻の穴の周りが凍傷になりかけ(笑)。
今日はワンコ近況報告の続きで「ルーク」。前回のルータとは兄弟で、カナダエスキモー犬。シルバー色系の通称カナダエスキモー犬は、すでに混血されて作られた犬種のような気がするのだが、純粋と言われるグリーンランドエスキモー犬とはなんとなく違う。食べ方も上品で、ガツガツと散らかすグリーンランドエスキモー犬みたいではなくて、少しずつ少しずつ上品に食べていく。たまたま僕の手元にいるカナダエスキモー犬がそうなのだろうか?「ルーク」もルータと、もう一頭のパミウリと同じように上品さがある。もっと野性的でもいいんだけどなあ・・。2シーズン目。もっと教え込んで、野性的になってもらいましょう。
写真:上品な「ルーク」。
今後の抱負
1月3日(木) レゾリュート 地吹雪 -29.2℃
年をまたいで、こちらでの滞在スタイルを変えることになり、バタバタとしてしまって気持ちが落ち着かず。犬たちのそばで野営生活のつもりだったが、事務仕事など(色々ありまして)が、テントでは狭いのと寒いのでままならず、夜はサイレス&サエコ夫妻宅でお世話になることになった。すっかり好意に甘えてしまい情けないのだが、これまでのパターンを変えると、どうしても態勢を整え直すにも時間が掛かってしまう。日に日に明るい時間帯が増していき、気が急ってしまうが、もう少し野営態勢が整ったら、夜も犬たちのそばで泊まり込み、トレーニングも再開したいと思っている。
さて、年が明けて遅くなったが、いつものように今後の目標を掲げておこう。一人の気持ちだけではどうにもならない目標で、実現できるかは続けていかないと分からないが、いつも言ってることと変わらず同じで、将来のこと。気持ちが途切れないように・・。
今後の目標
・ 日本の極地(北極)研究者の方たちの設営支援ができるように、民間支援体制を作る。
・ グリーンランド極北、カナダ極北にそれぞれ日本の観測拠点を設営する。
・ エスキモー民族(グリーンランド)と日本の姉妹都市(友好都市)提携の橋渡し、促進。
・ エスキモー文化の継承。
・ (子育て)。