2013年04月
高槻・芥川へ
お知らせ ~京都FM845出演~
お知らせです。来週4月30日(火)に京都のラジオ、FM845に出演させて頂く予定です。PM1時からの「ワカバンneo」という番組の中で、2時頃からのコーナーで北極の話などさせて頂くことになっています。パーソナリティーは葛山知佳子さん。→ http://www.fm-845.com/dj/katsurayama/index.html これまでも何度か出演させて頂いたことがあります。
最近は何処からでもインターネットでラジオが聴ける時代なんですね。時間があるかたはぜひ聴いてみてください!
このページ → http://fm-845.com/ からラジオにアクセスできます。Simul Radio(サイマルラジオ)と言うそうな。
「おちゃのこSaiSai」
事後報告です。
今日4月23日(火)、関西のケーブルテレビJ:COMの番組「おちゃのこSaiSai」→ http://www.myjcom.jp/tv/channel/kansai/ochanoko_saisai.html
に出演させて頂きました。関西圏で生放送されている番組で、「関西満載いらっSai」のコーナーで10分ほど話をさせて頂きました。あの世界とこの世界、全然違うので、かなり緊張(笑)。でも凄く楽しい番組でした。そうそう、生まれて初めてメークをしてもらった(笑)。番組のスタッフの皆さま、ありがとうございました。
帰国後
帰国して5日が経った。いつも通りなかなか頭が回転しないが(笑)、そうとも言ってられない。真っ先にしたことが、帰国の翌日に狂犬病の予防接種を受けに行った。今シーズン犬ぞりチームのワンコ達に狂犬病騒動が勃発したので、こういうケースもあるのだと、今後のために自らもちゃんと受けておくことにした。来シーズンの日本発(10月末頃)までに計3回に分けて受けておく必要がある。生活面でも通常に戻すべくランニングを始めたり、何件か講演等々の話も頂いたりしているので、準備を少しずつしたり・・。そんな感じです。
2月下旬から3月上旬にかけて、共同通信社の澤野記者の取材を現地で受けたが、記事が先日配信され少しずつ紹介されているようです。Japan timesにも掲載されたと連絡を頂きました。
写真:掴まり立ちが出来るようになった勇希君。飛行場の再会では泣かれずに済みました(笑)。有佐ともども元気です。
無事帰国
後片付け終了
リク(陸)
4月8日(月)レゾリュート 晴れ、薄曇り
昨日で、朝夜の日課にしている気象観測を終了させた。そしてワンコたちもまた全頭が昨日、ナット、デビット、サイレス&サエコ夫妻の元へとそれぞれ引き取られていった。なんだか急に寂しくなってしまった。
このチームは2007年1月に、海氷崩壊による犬ぞり流失事故のあと再編成したチームで、事故の際にすべての犬たちを失ってしまった中で、「リク(陸)」だけはまだ生まれて4か月ほどで幼く、たまたま村に置いて行き、生き残ったワンコの一頭だった(母犬もその時の事故で失ってしまった)。そんな「リク」が現在のチームに子犬の時に加わり、リーダー犬を務めていた「キナリ」亡きあと(昨シーズン老衰で亡くなった)、最後は自らリーダー犬を務めるまでに成長してくれた。その間、随分とチームの顔ぶれは入れ替わったけれど、「リク」で始まり「リク」で終わったチームだったのかもしれない。当然、これまで活躍してくれた全頭に愛情が強くあるけど・・。
写真:「リク」と。
今後の予定
その後の犬たち
4月2日(火)レゾリュート 晴れ、薄曇り -35.1℃
今日の海氷データ収集で、今シーズン最低限の作業を終了した。このあと後片付けに入る。
その後のワンコ達のことを報告しておかなければならない。
狂犬病騒動はその後おさまり、みんな元気に過ごしている。ホッと胸を撫で下ろすとはこういうことか。ただ病気で療養中だったベテラン犬の「アミッバル」は、全身の筋肉系がやられていたと思うのだが(病名は分からず)、3月中旬に亡くなって逝った。食欲は普通にあるのだが、どんどん痩せ細っていき、最後の何日かは体が痛むのか、ずっと悲鳴をあげっ放しで見ていられなかった。ここでは動物病院は無く、治療を受けさせてやれないのが心残りだった。楽になれたからか、穏やかな表情の最期が心に焼き付いてしまっている。ほんとにサボることを知らない、馬力もピカイチのいいソリ曳き犬だった。
残ったワンコ達は全12頭。ただし戦力となるオス犬は8頭。メス犬が4頭だ。
3月11日のブログでも報告した通り、今シーズンで今のチームを手放すことに決めた。残った犬たちには未練タラタラだけど、来シーズン以降の活動を考えると、どうしてもチームを再編成する必要がある。
レゾリュートでは僕がソリ曳き犬として一緒に走ってきたワンコ達をみんなから欲しがられていて(殆ど走らせることはないのだが、グリーンランド犬をみんな欲しがる)、その中でも犬たちを大切にしてくれそうな人を厳選して引きとってもらうことにした。レゾリュートで犬ぞりチームを持っているエスキモーの猟師は二人だけで、少し年輩だけど町の猟師のエース、ナットさん。そして時期エースと思われる僕と同年配のデビット。この二人が、若い犬たちを中心に8頭(アプ、コウ、パミウリ、ルータ、ルーク、パニッ、マイ、チミヤット)。5シーズンの間レゾリュートの様子を見てきて、僕が凄く好きな二人の猟師だ。グリーンランド犬の血を増やしていってくれることを願っている。そしてこれまで夏期中にワンコたちの世話をお願いしていたサイレス&サエコ夫妻。サイレスは犬ぞりに挑戦したいとのことで、すでにソリ曳き犬として出来上がっている手の掛からないベテラン犬たちを中心に4頭(ルッキ、カヌッルンニ、リク、シン)を引きとってくれることとなった。ベテラン犬は特に引き取り手があるか心配だったが、この二人なら、可愛がってくれると思う。
写真:今日の海氷データ収集で、最低限の作業は終了した。ワンコたち、最後まで走ってくれてありがとうね。
久々の快晴
ソリ曳き犬が引っ張れる荷物の重さはどれくらい?
3月30日(土)レゾリュート 曇りのち晴れ -20.1℃ 前回のブログで映像が紹介されるかも。なんて書きましたが、どうやらボツになったみたいです。トホホ・・。北極からインターネットで送信するのに7時間もかかったのに。硬すぎて、バラエティ番組にはマッチしなかったのかもしれないですね(笑)。あちこち知人からも連絡を頂いたのに期待させてしまいました。すみません。 せっかくなので・・。有佐が送った幾つかの映像を編集してくれ、YouTubeにアップしてくれました。楽しみにしてくれてた方、これでご勘弁を。一頭のソリ曳き犬が引っ張れる橇の重さのイメージです。こちら → http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=Vn9ceEYxKjI