山崎哲秀 ー北極圏をテツがゆくー

北極圏の犬ぞり遠征をライフワークにしている山崎 哲秀のブログです。北極圏を犬ぞりで遠征し環境調査を行うアバンナットプロジェクトに取り組んでいます。このブログでは、遠征前は日本での準備や生活の様子、遠征中は、北極圏の様子を紹介します。 アバンナットプロジェクトの詳細は、山崎哲秀のホームページhttp://www.eonet.ne.jp/~avangnaq/ をご覧下さい。山崎哲秀の連絡先は、同ホームページに記載しています。

2014年03月

3月30日(日)シオラパルク 晴れのち雪 -14.1℃

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 昨夜、シオラパルクへ帰着。大島さんの犬ぞりについて、ブリザードの内陸氷帽を越えエタまで行ったのだが、レベルの差を知ることになった。犬ぞり技術はもちろん、活動の許容範囲が広く、凄いのひと言に尽きる。

エタでは大島さんがジャコウ牛やウサギを仕留めたりしたが、周辺の海氷など、狩猟をする条件があまりよくなかったため、予定より早めにシオラパルクに引き上げることとなった。大島さんと今回犬ぞりで同行させてもらったことは、生涯忘れられなくなるはずだ。

写真:ついて行くのに必死で、写真は殆ど撮れず。帰路、アッゴゥドゥアフィッの氷河を犬ぞりで下る。先行するのは大島さんの犬ぞり。

写真おまけ:強い地吹雪で顔面凍傷に。

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3月21日(金)シオラパルク 晴れ -20.7℃

 今日これから、大島さんと狩猟に出かける。若い時に一度、大島さんの犬ぞりに乗せてもらい「エタ」という場所に泊りがけで連れて行ってもらったことがあったけど、同じ場所へ今度は自分の犬ぞりで行けるのはすごく嬉しい。

村に戻って来るのは4月初めの予定。ブログはそれまで休みです。

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3月20日(木)シオラパルク 晴れ(地吹雪を伴う) -20.8℃

20140320 20歳を過ぎて北極の雪と氷の世界にいきなり飛び込んだ時は、日本でも雪のフィールドで、全くテントすら張った経験がなかった。けれど、若さという吸収する時間の猶予と体力があった。北極というフィールドで活動する方法を何年もかけて吸収し、やがて犬ぞりを始め、手応えを掴んでいった。頭も体も柔軟に、吸収して身につけていくには、やはり若い時の時間、積み重ねは大切で貴重だと思う。

写真:初めて犬ぞりを始めたシーズン。その時は1か月ほどしてから、極夜中の12月に5頭の犬でシオラパルク村から隣り町カナックを往復し、その直後に9頭に犬の数を増やしてチームを作り、ケケッタ村付近にオヒョウ釣りに出かけた。

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3月19日(水)シオラパルク 晴れのち地吹雪 -22.9℃

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 仔犬たちは5匹とも元気。歩き回る範囲が大きくなり、もうしばらくしたら繋ぎとめるようにしないといけないな。目が離せなくなってきた。

写真上:カギャ(上左)&リッカ(上右)。ガリ(下左)&タケル(下右)。

写真下:ワサビを抱えて。

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3月17日(月)シオラパルク 雪のち晴れ -23.0℃

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 3月20日以降に大島さんと、氷河を越えて、エタという場所に狩猟に出かける予定になっているので、今日はフィヨルド奥のMeehan氷河に取り付いて、犬たちの坂を上るレッスンなどしておいた。明日から風が強まる予報。

写真上:Meehan氷河真下にて。

写真下:シオラパルク村への帰路。

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3月16日(日)シオラパルク 晴れのち曇りのち雪 -20.8℃

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 生活のことを置き去りがちになるので、今日は午前中に洗濯大会。村の公共シャワー&ランドリー施設の水道管が凍結していて2月中旬頃から使用できないので、昔を思い出して家の中でタライに入って頭を洗い、行水したあと(笑)、手洗い洗濯。以前のシオラパルク村は氷山氷を溶かして生活用水を作り、みんなこんな感じだった。

 下着なんかも新しいのに着替えてさっぱりしたあと、定期的に行っている海氷データ収集。道具を台車用の小ゾリに乗せ、押して歩いて出かける。昨日、沖合の新氷を測定したら厚さ25cmほどだったが、この冬で一番古い、シオラパルク村のあるフィヨルド内の海氷厚は今日の測定では約90cmだった。村に戻ったついでに、犬ぞりで陸から海氷上に下りる場所の氷が潮汐で凸凹に乱れたので、トウ(氷を砕く先の尖った鉄棒)で砕き平らに均す作業。こんな感じで色々作業をしていると、汗をかいてしまうんだな・・。結局、新しい下着もビショビショ(笑)。

写真上:洗濯物をストーブの真上で干す。

写真下:手回しドリルで海氷に穴を空ける作業の様子。

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3月15日(土)シオラパルク 晴れ -22.5℃

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 今日も空が青く、太陽が眩しく、いい天気だった。目的を持ってこちらで滞在しているので、犬ぞりを走らせないともったいない陽気。朝6時頃にはすでに薄明るく、9時を回ると陽が射し始め、夜は7時を過ぎた頃に西の山肌に太陽が隠れるが、そのあともかなり遅い時間まで明るい季節となった。着実に白夜へと向かっている。この頃からは、実際の気温以上に暖かく感じ、野外でテントを張ったとしても、不快感がグンとなくなってくる。北極も春の訪れですね。

写真:犬たちと写真をパチリ。

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3月14日(金)シオラパルク 晴れ -24.7℃

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 エアロゾルサンプリングを引き継いでやってます。

写真:イッドゥルアホ付近の新氷上にてサンプリング。

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3月12日(水)(その3)シオラパルク 雪のち晴れ -19.9℃

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 原ちゃん、的ちゃん、中山さんの3人は、今日の定期便にて、カナックからイルリサットへ移動したとのこと。あっという間の1か月弱の観測だったけど、楽しかったです。また一緒に観測しようね~!待ってます。いつでもサポートOKです。次回はもう少し長期で来てくださいな。

 今日の僕の一日は、ちょっとのんびり。たまにはいいかもしれない。5匹の仔犬たちがあちこちと歩き回るようになり、迷子にならないか気が気じゃなく、首輪を作ってやることに。仔犬用のものがないので、成犬用の古い首輪の金具を利用して、ちょいちょい!っと、5つ作ってやった。

写真:首輪を付けた仔犬たち。

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3月12日(水)(その2)シオラパルク 雪 -18.6℃

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 カナックからシオラパルクへの帰路は、大島育雄さんと一緒だった。僕の北極と犬ぞりの師匠である大島さんと一緒に走れるという、すごく幸せな時間だった。

写真上;カナックでのキャンプの様子。

写真下:カナックからシオラパルクへの帰路、先行する大島さんの犬ぞり。

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3月12日(水)シオラパルク 雪 -18.6℃

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 3月7日、観測が終った原ちゃん&的ちゃんがヘリコプター定期便で隣り町のカナックに移動するのに合わせて、僕もカナック方面に犬ぞり小旅行に出かけてきた。

・3月7日、晴れ マイナス16.1℃:AM9時半頃シオラパルク発。60kmほど離れたカナックへ向かう。PM5時頃カナック着。カナック前の海氷上にてテント泊。一足先にヘリコプターでカナック入りした原ちゃんと的ちゃんにまた再会(笑)。

・3月8日、晴れ マイナス25.5℃:AM10時半頃カナック発。70kmほど離れた、ケケッタ村へ向かう。PM8時半頃、ケケッタ村から5kmほど離れた海氷上でテントを張る。

・3月9日、晴れ マイナス30.4℃:AM8時45分頃キャンプ地発。ケケッタ村に立ち寄り、カナックへと折り返す。PM8時頃カナック着。町の前の海氷上でテント泊。町には上陸せず、そのまま犬の世話などしてAM12時頃寝る。

・3月10日、晴れ マイナス28.2℃:カナック停滞。原ちゃん&的ちゃん、そして昨日大島さんの犬ぞりでシオラパルクからカナックへ来た中山さんとまたまた再会(笑)。夕食にカレーライスを御馳走になったあと、明日の犬ぞりに備えてテントに戻る。

・3月11日、晴れのち曇り マイナス27.9℃:AM9時前に原ちゃん、的ちゃん、中山さんに見送られ、シオラパルクへと帰る。PM4時頃シオラパルク村帰着。

 

 今シーズン、シオラパルク村周辺の海氷が不安定で、犬ぞりで思いきり走りきれない鬱憤が溜まっていて、とにかく走りたかった。犬たちを長距離走り込ませることも必要だった。4日で250km以上の走行で気分もスッキリ。とにかく走りたかった。

写真上:犬ぞり小旅行には産休中のママットルと仔犬5匹もソリの上に乗せて同伴。こんな感じです(笑)。

写真下:ケケッタ村に30分ほど立ち寄り友人に会ってきた。

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3月6日(木)シオラパルク 晴れのち曇り -17.5℃

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 明日から1週間ほど、テントを持って犬ぞりを走らせに行く予定です。シオラパルク周辺の沖合の海氷が凍り付いていない状態なので、海氷が安定している隣町のカナックがあるフィヨルドで犬たちと走ってきます。産休中のママットルと5匹の仔犬たちもソリに乗せて一緒です。

原ちゃん&的ちゃんは明日のヘリコプター定期便で隣町カナックへ。12日の乗り継ぎのフライトまでカナック滞在とのことで、カナックでまた会うことになっています。中山さんも近々、大島さんの犬ぞりに乗ってカナックへ移動するそうです。とりあえず今シーズンの一つの課題が終るので、ホッとした気分。皆さん、お疲れさまでした。

3月中旬以降は地元の猟師の方たちと、犬ぞりで北の方へ長期狩猟に出かけることになるかもしれません。

明日からはパソコンを持参しないので、1週間ほどブログは休みになります。

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3月5日(水)シオラパルク 雪のち晴れ -16.7℃

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 今日で犬ぞりでの観測は最終。原ちゃん&的ちゃんはあさって帰国の途につく予定です。それなりにデータ収集ができたようで、喜んで頂けてホッ。

写真:今日も海氷と海の境界へ。きわどい写真だけど、安全はちゃんと確認してやってます。サンプリングをする原ちゃん(奥)&的ちゃん(中央)と取材の中山さん(手前)。

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3月3日(月)シオラパルク 晴れ -13.9℃

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 風が止んだあと、波の影響で海氷が揺れていたが、今日はすっかり落ち着いたので、海際まで犬ぞりを走らせ観測に。シオラパルク村から西に5kmほどのイッドゥルアホという場所付近。

写真上:海氷と海水の境界でサンプリングする的ちゃん&原ちゃん。

写真下:今日の仔犬たち。

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3月2日(日)シオラパルク 地吹雪のち曇り -15.1℃

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 吹き荒れた風が止んだ。沖合の海氷が流失し不安定なので、今日はフィヨルド奥の氷河の観察に。

写真上:ブリザード中の犬たち。体を丸めて風に耐える。

写真下:Meehan氷河下で原ちゃん(右)&的ちゃん(中央)と。

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2月28日(金)シオラパルク 晴れのち地吹雪 -24.1℃

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 早くも2月が終わる・・。

夕方から久々に地吹雪。明日も荒れ模様の天気になりそう。海氷がまた流失するかもしれないな・・。

写真上:シオラパルクで借りている家。築50年くらいだという古い家だけど、この村に滞在する時はいつも借りている愛着のある古い家です。

写真下:昨日のドックチームの犬たち。4人を乗せて、ソリの重量も含めて総重量400kg以上。グイグイといい感じで走ってくれている。

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