犬ぞり案内人 山崎哲秀 ー北極圏をテツがゆくー

グリーンランド北西部地方に古来から住む、エスキモー民族から伝承を受けた犬ぞりを操り、“アバンナット北極プロジェクト”に取り組む、山崎 哲秀のブログです。 このブログでは、北極遠征中や日本滞在中の活動の様子を紹介します。 アバンナットプロジェクトの詳細は、山崎哲秀のホームページhttp://www.eonet.ne.jp/~avangnaq/ をご覧下さい。山崎哲秀の連絡先は、同ホームページに記載しています。

2015年04月

4月27日(月)晴れ 

 アラスカのポイントホープに通い続けている、意気投合できる高沢進吾さんという友人がいて、ポイントホープからメールが届いた。今シーズンもポイントホープ入りしたとのこと。エスキモー民族が生活する端(アラスカ)と端(グリーンランド)。リアルタイムでメールが出来るとは、時代は変わりました。高沢さんは20年ほどにわたってポイントホープに通い続け、現地の鯨猟に参加し続ける、面白い友人です。今シーズンも存分に楽しんで下さい(笑)。→ http://homepage1.nifty.com/arctic/

4月25日(土)晴れ -13.6℃

ブログが滞ってしまった。

あと一週間ほどでシオラパルク村を離れる。犬ぞりでの活動は今シーズンも終わりを迎え、後片付けに取り掛かった。このあたりはいつも凄くもどかしい。このまま北極で活動を続けたい気持ちと、早く日本に帰って、今後の取り組みに向けて動き回りたい気持ちと・・。時間がもっと欲しく、身体が二つ欲しい。こちらで活動を続ける時間と身体と、日本で今後に向けて取り組む時間と身体と・・・。

まだまだ先は長いです。信じて頑張るよぉ~!

20150425

4月5日(日)雪のち曇り -18.7℃

20150405

明日から今シーズンの活動の締めで、大島さんとシオラパルクよりさらに北の、イングレフィールドランドに犬ぞり旅行に出かけてきます。僕のメインの目的は、観測拠点設営に向けて、現地探査です。天候にも大きく左右されるので、犬ぞり旅行期間は幅があり、10~15日間といったところだろうか。

写真:以前に犬ぞりで訪れた、イングレフィールドランド(海氷上より)。

4月4日(土) 雪 -17.8℃

20150404

 シオラパルクのすぐ沖合で海氷が流失したので、北へ行く通常の氷河越えルートが使えなくなり、シオラパルクのあるフィヨルド奥の、Meehan氷河を登って北の方へ抜けるべく、今日は大島さんと燃料とドックフードの荷揚げ。今シーズンは雪付きが悪く、サイドモレーンはガラ場が多い。この氷河は坂が急なので、登行は大変だ。気温も高く一汗掻いた。

写真:荷揚げでMeehan氷河のサイドモレーンをゆく。行く手はガラ場。

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