4月26(水)シオラパルク 晴れ -17.9℃
今年73歳のユーソッフィ爺さんが、4月中旬に白熊を射止めた。昔ながらの方法で毛皮を処理する様子を、この数日の間に見せてくれた。
1.剥いだ毛皮に残っている皮下脂肪を、「ウロッ」というエスキモー民族の扇型ナイフ(女性用のナイフ)で削ぎ落とす。
2.毛皮に雪をまぶして、付着している脂を足で擦って落とす。
3.「インナッフィッ」という木枠に、毛皮を細紐で引っ張り伸ばして貼り付ける。
4.数日、乾かす。
と、初期作業。乾いた毛皮はさらに手間の掛かる作業が待っている。
カリブーやアザラシなどなど、他の動物の毛皮も同じ手順で処理されていく。
※注:エスキモー猟師の人たちは、動物を乱獲していません。年間に決められた時季、頭数の範囲で狩猟生活をしています。