山崎哲秀 ー北極圏をテツがゆくー

北極圏の犬ぞり遠征をライフワークにしている山崎 哲秀のブログです。北極圏を犬ぞりで遠征し環境調査を行うアバンナットプロジェクトに取り組んでいます。このブログでは、遠征前は日本での準備や生活の様子、遠征中は、北極圏の様子を紹介します。 アバンナットプロジェクトの詳細は、山崎哲秀のホームページhttp://www.eonet.ne.jp/~avangnaq/ をご覧下さい。山崎哲秀の連絡先は、同ホームページに記載しています。

2018年12月

20181230日(日) シオラパルク 晴れ -26.7

 シオラパルク村もクリスマスが過ぎ、今は新年に向かって村の人たちのモードが切り替わっている。

そんな中、僕のほうは、今日が犬ぞりの走り納め。ワンコたちも元気に走っている。ワンコたちの様子は、また新しい年に・・。

写真上:クリスマスの集まり。

写真下:犬ぞり走り納め。薄暗い中、海氷のデータ収集をする。

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2018年12月23日(日) シオラパルク 晴れのち地吹雪 -24.7℃
 昨日22日、こちらでは「ウッドキンナ」と言われている「冬至」が過ぎ、極夜の折り返しを迎えた。冬至は昔の人々にとっては、クリスマスやお正月以上に大切な日だったそうだ。キリスト教が浸透した現代では、クリスマスはこちらでも一大イベント。皆がソワソワしているのが伝わってくる。

皆さま、良い時間をお過ごしください!!
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2018年12月18日(火) シオラパルク 地吹雪 -14.7℃
 16日の夜から、地吹雪が続いている。雪が積もっていたので、強風が雪を巻き上げて、まともに歩けない状態。強烈だった。雪の吹き溜まりに、ワンコたちが埋もれてしまうことがあるので、夜中に何度か様子を見に行ったりした。今日になって、巻き上がる雪は少なくなったが、地吹雪は続いている。
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と、こんな天気なので、今日は半日ほどかけて、犬小屋を作った。メス犬のリッカが、どうやら年明けくらいにお産を迎えそうだ。昨冬は村でパウボウイルスと思われる伝染病が蔓延したが、ワクチンが届かず、僕の仔犬たちもやられてしまった。ウイルスが昨シーズンの犬小屋の中に、残っている可能性があるらしいので、新しいのを作ってあげる。夏には成犬が亡くなったりと、やられっ放しなので、心をこめて・・。もし産まれたら、なんとか育ってくれますように・・。
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写真上:犬小屋作りの風景。
写真下:犬小屋作りの途中で、遊びに来たイラングアと雑談。

2018年12月14日(金) シオラパルク 晴れ -32.4℃
 久々に晴れ、星空が綺麗な一日だった。グッと気温も冷え込んだが、だいぶ身体が寒さに順応したようで、犬ぞりも快調。空に流れ星も見えた。

写真:今日の天空。
20181214(ブログ用)

2018年12月13日(木) シオラパルク 雪 -16.1℃
 6日の夜からずっと雪が続いている。日本ほど積もる場所ではないけど、ここにしては多く、もう25cmほど積もった。定期便のヘリコプターは、かれこれ1ヶ月来てなく、隣り町カナックの中学校で勉強している、シオラパルク村の子供たちが、クリスマス休暇で里帰りするのに一週間以上も待たされている。
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今日13日は、午前中は雪が弱まって視程がいくらか良かったので、犬ぞりで海氷の測定に出かけてきた。1地点しか出来なかったが、定点として目印棒を立ててきた。25cmも積もると、ソリが雪に潜ってしまい、犬たちも走り辛く、ほんの近場にも関わらず、6頭で往復4時間もかかってしまった(笑)。ブリザードで雪を吹き飛ばしてほしいところ。
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写真:今日の犬ぞりと、海氷測定地点。周囲は極夜と曇り空で真っ暗(笑)。

2018年12月9日(日) シオラパルク 雪一時曇り-20.8℃
 ワンコたちの報告です。なかなか気持ちの整理がつかず、遅れてしまいました。2頭のワンコが亡くなっていました。いつもこういった時の報告が苦痛でなりません。
1頭は老犬8歳の「ナッホ」。もう一頭は若きリーダー犬「コテツ」(4歳)です。秋口に、今年は冷え込みが早く、冬毛への生え変わりが追いつかなかったのだろうか?それぞれ別の友人に預かってもらっていましたが、2頭とも体調を崩し急に亡くなってしまったとのこと。
チームのワンコたちはみな、平等に可愛がってやっているつもりだけど、若きリーダー犬のコテツ君は、これから全盛期という年齢で、楽しみで想い入れを強く持ったワンコでした。日本で名付け親になってくれた方がいました。申しわけありません。
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シオラパルク村に到着後、12月5日から犬ぞりを始めることができ、海氷のデータ収集等も始めています。

写真:元気な頃の「ナッホ」(上)&「コテツ」(下)。
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2018年12月4日(火) Siorapaluk 晴れ -24.8℃
 結局カナックには、28日まで足止めを喰うこととなった。28日(水)は曇り空で、ヘリコプター便がキャンセル。翌29日は快晴で、ようやくシオラパルク村に行けると思いきや、エンジントラブルとかでまたまたキャンセル。
昨年の今頃も、エンジントラブルとかで、1ヶ月ほどヘリコプターが飛ばなかった記憶がある。ヘリコプターはPituffik(Thule Air Base)に駐機しているのだけど、なんだか怪しい。
幸いこの冬も、グリーンランド北西部地方は、海氷の凍り付きが良く(この3シーズンほど、海氷の凍り付きがすごくいい)、カナック~シオラパルク間はすでに海氷上の移動が可能になっていて、キャンセルになった29日の夕方に、スノーモービルでシオラパルクへと移動することになった。シオラパルクにもカナックへ帰る住民が、2週間以上足止めを喰らっており、僕が送り届けてもらったスノーモービルで、カナックへと帰っていった。マイナス25℃前後まで連日冷え込んでいて、まだ身体が寒さに慣れてなく、風を切って走るスノーモービルは寒かった・・(笑)。

そして今日12月4日、借家のインターネットが無事に開通。ヘリコプター定期便は今日でかれこれ3週間ほど、シオラパルクには飛んでいないことになる。
この5日ほどで、滞在する態勢も整い、明日あたりから犬ぞりで走れそう。またこちらでの生活の様子を綴っていきます。

写真:今日の正午過ぎの南の空。三日月と、金星?
20181204(ブログ用)

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