犬ぞり案内人 山崎哲秀 ー北極圏をテツがゆくー

グリーンランド北西部地方に古来から住む、エスキモー民族から伝承を受けた犬ぞりを操り、“アバンナット北極プロジェクト”に取り組む、山崎 哲秀のブログです。 このブログでは、北極遠征中や日本滞在中の活動の様子を紹介します。 アバンナットプロジェクトの詳細は、山崎哲秀のホームページhttp://www.eonet.ne.jp/~avangnaq/ をご覧下さい。山崎哲秀の連絡先は、同ホームページに記載しています。

2020年01月

 2020年1月17日(金) シオラパルク 晴れ マイナス26.6℃
 金星が南の空に、赤く輝いている。
20200117(ブログ用)-1

こちらでは金星のことを「ナーリヒャット」と言う。こんな感じで南の空に赤く輝く金星は、こちらでは縁起がいいそうだ。

写真:夕方5時頃、南の空に赤く輝く金星。

 2020年1月12日(日) シオラパルク 薄曇り マイナス22.3℃
 月が明るく、太陽の代わりをしてくれるで、朝7時頃に犬ぞりを出す。

 高緯度地域では、空を真上に見上げると、北斗七星がすぐに目につくので、北極星も見つけやすいです。
20200212(ブログ用)

写真:今朝AM8:30頃の天空(上が北)。N77°44′、W70°45′付近の海氷上より。

 2020年1月8日(水) シオラパルク 曇りのち雪 マイナス21.8℃
 年が明けて、もう8日。なんだかんだと作業をしてたら、ブログが滞ってしまった。年末から、この時期では珍しく寒波となり、マイナス30~35℃くらいの気温が一週間ほど続いた。
 そんな中、元旦には犬ぞり走り初めをしたが、少し強めの風が加わり、新年早々に、いきなり顔面凍傷となった(笑)。
 犬たちを走らせることも兼ねて、海氷のデータも坦々と収集している。今シーズンは12月中旬に一度、ブリザードで海氷が流失してしまったので、シオラパルク前のフィヨルド内は、まだ35~40cmと氷の厚さは薄い。 ワンコも僕も元気でやっています。
20200108(ブログ用)

写真:今日の海氷測定にて(実際はもっと暗いです)。

2020年1月1日(水) シオラパルク 雪 マイナス28.6℃
 旧年中はありがとうございました。本年もどうぞ宜しくお願い致します。皆さまにとって、よい2020年になりますように。
20200101(ブログ用)

今年も世界最北の先住民族の村、シオラパルクで新しい年を迎えました。目標を達成できるように、マイペースで、変わらず取り組んでいきます。

↑このページのトップヘ