山崎哲秀 ー北極圏をテツがゆくー

北極圏の犬ぞり遠征をライフワークにしている山崎 哲秀のブログです。北極圏を犬ぞりで遠征し環境調査を行うアバンナットプロジェクトに取り組んでいます。このブログでは、遠征前は日本での準備や生活の様子、遠征中は、北極圏の様子を紹介します。 アバンナットプロジェクトの詳細は、山崎哲秀のホームページhttp://www.eonet.ne.jp/~avangnaq/ をご覧下さい。山崎哲秀の連絡先は、同ホームページに記載しています。

2020年04月

2020年4月28日(火) シオラパルク 吹雪 マイナス10.5℃
 天気が大荒れで、昨日から吹雪だ。あさってあたりまで、続きそうな予報。
こういう日は、心置きなく屋内作業が出来る。

シオラパルク村から少し南にあるサビシビックという村に、例年よりも一週間以上も早く、夏の風物詩である水鳥「アッパリアス」が、飛来したそうだ。夏期に毎年、大群で産卵にやって来る。
シオラパルク村にはいつもの年だと、5月15日前後くらいに訪れるが、ここにも早く飛来するかもしれない。
アッパリアスは昔から、地元の人たちの貴重な食糧の一つで、捕まえ方がユニークで、虫のように網で獲るのだ。
アッパリアスが飛来する時期には、もう随分と長い間、滞在する機会が無かったけど、久々に見ることができそうだ。
ただ今、網を製作中。

写真:網を編む作業。
20200428(ブログ用)

2020年4月26日(日) シオラパルク 曇りのち雨 プラス3.1℃
 4月に入って、すっかり暖かくなった。太陽が出ている時は、陽射しが暑い。

今日26日は、朝から曇りで、吹く風が暖かいなあ・・と思っていたら、夕方の気温はプラス3.1℃。夜にはなんと雨が降り始めた。この時期にしては珍しいと思う。

写真:窓には雨の滴が・・。
20200426(ブログ用)

2020410日(金) シオラパルク 晴れ マイナス15.9

 村にずっといると、僕の犬ぞりを当てにされて、狩猟に行こう、と最近よく誘われる。白夜の季節になると、みんな出回りたくウズウズするのだと思う。犬ぞりを持たない人たちも増えている時代だ。でも今は全て断っている。それがギクシャクした関係にもなったりする。


犬ぞりを始めた頃は、狩猟にも興味があり、連れて行ってもらったり、自分でも挑戦したりしていたけど、狩猟は時間があってない世界。時間の組み立てが出来ない世界でもあるのだ。

今はとにかく、現場での取り組みは、観測を主としている。ここにきて、ようやく形になってきている。来冬からはシオラパルク村をベースに、日本の観測チームが長期観測をすることにもなっている。それが計画より、少しでも長く続くように、さらにこれまで以上に、現場でのサポートをやりたい。冬季中に研究者が不在の時の、データ収集や観測機器のメンテナンスなどもそうだ。

動ける脚は、やっぱり自分で確保しておかないと、自由が利かない。


あれこれ出来る性格ではなく、狩猟もやるからには徹底してやらないと中途半端になる世界だし、欲を出すと、どちらも中途半端になるのが、目に見える。時間が足りない。

若い時は時間が永遠にあるように感じて、あれもこれも出来るんじゃないかと思っていたが、このくらいの歳になると時間は永遠ではなく、的を絞って集中していたい。

20200410(ブログ用)




2020年4月9日(木) シオラパルク 曇りのち雪 マイナス7.4℃
 シオラパルク村のあるフィヨルドの奥に、Meehan氷河という小さな氷河があって、その左サイドモレーンは犬ぞりの登行ルートにもなっている。何年か前に研究者チームとサイドモレーンを登って内陸氷床に観測に行った年には、2月の寒さの厳しい時期に、すでに水が流れていたことがあった。
それ以来、毎年気をつけて確認していて、今年2月下旬に様子を見に行った時は、凍り付いてはいたが、水が染み出ているような形跡があった。
4月に入ってからもう一度確認に行くと、水が染み出ていた。これは4月の太陽の日射が溶かした??それとも2月にもすでに水があった?

写真:上の写真は、今年2月21日のMeehan氷河サイドモレーンの様子で、この時は、凍り付いてはいたが水が染み出ている形跡。写真下は、今年4月4日の同地点で、水が溜まっていた。
20200406(ブログ用)-4

2020年4月4日(土) シオラパルク 曇り マイナス19.2℃
 作業はたくさんあって暇ではないのだけど、待機が続き、もどかしい毎日だ。
シオラパルク村でCovid-19が蔓延しているのではなく、このあとの予定が定まらない。

状況によっては、飛行機便のキャンセルや変更があったり、個人の話だけではないので、色々とすぐに動ける場所にいるべきだし、あとタイミングもあるだろうけど、果たして日本に帰国できるのか?というより、帰国しても大丈夫なのか・・。
ここにいる限りは今のところ100%感染はしていないけど、帰国する道中で、どこかでウイルスをもらって、日本に持ち込んで、周りの人たちに迷惑かけてもダメだし・・。
かと言って、帰国せずに夏期をこちらでただ過しても、予算が尽きるし・・(笑)。7月から10月にかけて、すでに日本国内で入っている予定に穴をあけるわけにもいかないし・・。

むむ~っ、ワンコたちよ、気を紛らわせてくれ。
20200404(ブログ用)-2

2020年4月1日(水) シオラパルク 雪 マイナス14.2℃
 天気がスッキリしない日が続いている。
20200401(ブログ用)-1

昨夜からやや強めの風が、雪交じりで吹き続けていて、天気が悪いにも関わらず、気圧がどんどん上昇。手持ちの気圧計を朝から見ていると、夕方までに1056hpaまで上がるという高気圧。なかなか見ない気圧だな。
Covid-19騒動で、気持ちは高気圧とまではいかないけど・・(笑)。

5~6月の観測調査は、大きく変更がありそうな気配。決定までの待機が続いている。

写真上:今日の窓の外。こんな悪い天気の中、気圧がどんどん上昇。
写真下:数日前、生後9ヶ月を過ぎた「ハッサク」と。兄弟の「ミカン」が隠れて写らず。
20200401(ブログ用)-2

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