2021年02月
凍ったバナナで釘は打てる?
2021年2月20日(土) シオラパルク 晴れ マイナス30.5℃
凍ったバナナで釘は打てる??
子供の頃、そんなテレビのコマーシャルを見た記憶がある。本当なのか??
今日は気温がマイナス30℃前後まで冷え込み、ちょいと実験をしてみた。
ふしぎな北極のせかい、写真と動画をふんだんにお見せしながら、お話し致します。北極の自然、住んでいる人々、犬ぞり、環境の話等々、子供さんから大人の皆さんにも楽しんで頂けると思います。
今はコロナで動きにくい状況ですが、落ち着いた暁にはぜひお声掛け下さい。帰国期間、日本ならどこへでもお伺いします!
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既刊の「ふしぎな北極のせかい」(リピックブック刊)も宜しくお願い致します。
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極夜明けと海
2021年2月17日(水) シオラパルク 晴れのち雪、曇り マイナス17.9℃
曇り&雪がちな、すっきりしない天気が続く。海が開いたからか?
おそらく昨日2月16日に、太陽が顔を出して、極夜が明けたはず。南の雲の向こうに、太陽が透けて見えた。今日は雲が厚く、またしても陽射しを浴びれず。
海氷が流失して、悪いことばかりではない。今日17日、村の猟師たちが4頭のセイウチを獲った。獲物の肉は、人々の生活の食糧でもあり、またワンコたちの餌ともなる。犬ぞりよりも船のほうが、遥かに獲物を捕りやすいのだ。
2月にシオラパルク村前の海が開いている自体、珍しいのだが、温暖な気候は、北極に住む人たちにとっては、ある意味で過ごしやすいのでないかと思うことがある。
写真上:2月16日、極夜が明けたと思われる、雲越しの太陽。
写真下:2月17日、獲れたセイウチに、村の人たちが集まる。
たまにはバカになってみよう
2021年2月14日(日) シオラパルク 晴れのち雪 マイナス14.9℃
どうやらフィヨルドの奥に、わずかに海氷が残っているようだ。海岸に凍り付いた定着氷を伝って、犬ぞりで奥の海氷上に行きたいところだけど、一箇所雪が吹き溜まって、急傾斜で海に落ち込んでいる場所があり、そのままでは通行できず。
このあとすんなりと、海氷が凍結してくれるのか怪しいので、犬ぞりを通すべく、今朝から角ちゃん(角幡唯介さん)と二人で、スコップで雪を削る作業を延々5時間続けた(笑)。100m以上はありそうな区間。途中コーヒーを一杯飲んだだけだった。いい運動になった(笑)。
最終的に、もう少し幅を広げないといけない部分がある。
よく考えたら、先日のブリザードから、スコップを振り続けてるな・・。
写真:角ちゃんと、雪を削り取った雰囲気。
海氷が流失
雪かき
ワンコの目玉
New Yamasaki
2021年2月1日(月) シオラパルク 晴れ マイナス26.2℃
20歳代、30歳代の頃の自分には、もう決別していて、冒険の世界からはとっくに身をひいている。いつまでも同じ体力ではいれないし、あれこれ危険を想定するようになってしまった。脚が前に出ない。
只今53歳。40歳代の頃のイメージの自分とも、そろそろお別れなのかと気持ちの整理がつきつつある。
と言っても、犬ぞりの現役はまだ続く。ただその(犬ぞり)活用法が、すでにNew Yamasakiの段階に入っている。
また日本では、今後の目標を達成すべく、スーツを着て営業もしてみようか(笑)必要な時期が来ている。これもNew Yamasakiでいかないといけないなあ・・。そこへの順応力、あるだろうか?
古臭いけど、言い聞かせて、今日も明日を信じることにしよう。変わらないのは、今も一つ一つの積み重ねだ。
あ~、早く太陽がみたい。今月中旬には太陽が戻って来る。
コロナでちょいと気が折れそうだけど(痛いなあ・・)、研究者の皆さま、待ってますね(笑)。どうか、入国出来ますように・・。