山崎哲秀 ー北極圏をテツがゆくー

グリーンランド北西部地方に古来から住む、エスキモー民族から伝承を受けた犬ぞりを操り、“アバンナット北極プロジェクト”に取り組む、山崎 哲秀のブログです。 このブログでは、北極遠征中や日本滞在中の活動の様子を紹介します。 アバンナットプロジェクトの詳細は、山崎哲秀のホームページhttp://www.eonet.ne.jp/~avangnaq/ をご覧下さい。山崎哲秀の連絡先は、同ホームページに記載しています。

2021年11月

20211126日(金) シオラパルク 曇りのち晴れ マイナス15.0

 1124日から26日にかけて、日本から研究者のかた二人が、シオラパルク村に視察に訪れる予定だったが、道中で悪天候に見舞われ定期フライトがキャンセルとなり、今回は叶わずだった。12月には別の観測チームがシオラパルクに観測調査に来る予定になっている。

 昨日25日には、村から歩いて行けるポイントで海氷データを収集することができ、順調に今シーズンもスタートした。このあとは、いよいよ犬ぞりでの海氷データ収集に入る。

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 今日は4匹の仔犬たちの紹介。昨年12月暮れに生まれた、「ダイヤ」「ミタット」「ナイト」「ウンマターファ」は順調に育ってくれていた。シーズンオフの夏期に預かってくれたマッシャングア、ありがとう!

生後3か月を過ぎた4月に、すでに犬ぞりレッスンは始めたので、今シーズンは、細かい犬ぞりパターンを覚えて、体力をつけていくことになる。楽しみだ。

 

写真上:母犬とリーダー犬の後ろについて、犬ぞりレッスンをする4匹の仔犬たち。(撮影:的場澄人。昨シーズン4月)

写真下:成長した仔犬たち。

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20211121日(日) シオラパルク 晴れ マイナス14.9

 20日の早朝に、自動気象計のデータ回収とメンテナンスのため、機器を家に持ち帰ってきた。夏期中の天候が大荒れだったのか、なぜかこれまでになく泥まみれになっていたので(雪崩れ?地滑り?)、綺麗に拭き取ってメンテナンス。

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そして今朝5時半頃、南の空にある月が周囲を照らし出して明るい中、再設置に行ってきた。気温が高かったので、作業しやすかった。

数日前に村に白熊が現れ、猟師が討ち取ったこともあり、周囲を気にしながら出かけてきた(笑)

とりあえず、いつものルーティンで、まずは気象計のメンテナンスが終了。

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そうそう、ワンコたちはみんな元気です!ワンコたちを応援してくれている皆さま、追い追いブログでも紹介していきますね。

 

写真上:泥まみれの、回収した観測機器。

写真下:再設置した自動気象計。背景はシオラパルク村。

20211118日(木) シオラパルク 晴れ マイナス16.3

 昨日17日、Ilulissatイルリサットから小型プロペラ機で、北西部地方最大の町Qaanaaqカナックへ移動し、そのままヘリコプター便に乗り継いで、滞在のベースとなるシオラパルク村に到着した。シオラパルクは、世界最北の先住民族の村。

生活する態勢をバタバタと整えている。

 

写真:ヘリコプターから見た、極夜のシオラパルク村の灯り(PM1:20頃)

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20211114日(日) イルリサット 雪 マイナス13.1

 1113日に、予定より一日遅れで、グリーンランド・イルリサットに到着。

欧州では、Covid-19感染がまた急激に増えていて、12月あたりはピークになる気がする。規制がまた強まるかもしれないので、ひとまずグリーンランド入り出来てホッとした。久々によく眠れた(笑)

グリーンランドでは現時点で、入国72時間前以内に北欧圏で受けたPCR検査陰性証明書の確認が、コペンハーゲンでの搭乗前に義務付けられているが、グリーンランドへ入国してからの自己隔離と、何日目かのPCR検査の義務は緩和されている。念のため僕はイルリサットで、5日間の自己隔離期間の予定を組んだ。ここからさらに最北のSiorapaluk村がある地域へ、コロナを持ち込むわけにはいかない。

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グリーンランドには、大型機が乗り入れているKangerlussuaq(カギャッサッソア)空港から入るのが一般的なルートとなっていて、そこから各市町村へは、小型のプロペラ機やヘリコプターで移動する。ワンコたちが待つ最北のSiorapaluk(シオラパルク)村へはまだ遠い(笑)。ワンコたち、もうしばらく待っててくれよ~!コロナ規制が無い通常なら、日本から乗りついて、最短で3日でいけるんだけど・・。ちなみにIlulissatからQaanaaq(カナック)空港へは、週に1便(水曜日)しか定期フライトがない。

 

写真上:Kngerlussuaq空港に到着したAir Greenland機。

写真下:Siorapaluk地方への航空経路。

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20211112日(金) コペンハーゲン 曇り時々晴れ

 朝9時発のグリーンランドへのフライトに合わせ、早々にチェックインして、搭乗口で待っていると、なんとAir Greenlandのパイロットか乗組員が、コロナ感染したとのことで、キャンセルに。フライトは明日13日に変更された。

いや~・・、絶句。

まあ、空港以外では誰もマスクはしていないし、なるよなあ・・。気を取り直して、気疲れしながら、もう一晩待つしかない。

 

写真:キャンセルの後、搭乗口のカウンターで案内を受ける乗客。

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20211111日(木) コペンハーゲン 曇り

 関西国際空港からパリで乗り継ぎ、1110日の深夜にコペンハーゲン着。
関空からパリまでは、40人ほどの乗客しかおらず、密室のコロナの不安も薄まり、快適に空の旅を楽しんだ。パリからコペンハーゲンまでは満員御礼で、頑なにマスクを2重にして、2時間ほどのフライトを過ごした。海外ではまだまだ感染者が増えており、ここで落ちるわけにはいかないのだ。

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 そして今朝4:30頃、コペンハーゲン空港内のPCR検査センターが開いたのを見計らって、検査を受けた。お昼前に検査の結果が出たと、手持ちの携帯電話に連絡が入ったので、陰性証明書を受け取りに行った。

これでグリーンランド入国の書類手続きは全て終わり。明日のグリーンランド入りを、宿の部屋でのんびり過ごしている。空港以外は誰もマスクをしておらず、ここでも出歩いて感染するわけにはいかないのだ。まずはきっちりグリーンランド入りしたい。

 あの‥、ストイック過ぎではありませんので。部屋で、買ってきたビールはそこそこ飲んでいますので・・(笑)

 

写真上:超混み合っていた、パリの空港。

写真下:コペンハーゲン空港のPCR検査センターと、受け取った陰性証明書。

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2021118日(月) 大阪 曇り

 1110日に、2021-2022年シーズンの活動のため日本を出国する。経由地でのPCR検査の兼ね合いで、当初の11日出国よりも一日早まった。

 1016日に、NHK「突撃カネオくん」に出演させて頂き、かつてなくTシャツやカレンダーといった応援グッズの注文が殺到した。“嬉しい悲鳴”とはこういうことなのか、と実感した。また、個人的な活動支援や犬たちの飼育支援も多く届き、応援してくれる皆さんへの感謝が尽きない。

本当にありがとうございます。今シーズンは幾分、余裕を持って取り組めそうです。

グッズ発送において、手違いがあったりもしました。ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。また、在庫切れで発注が追い付いておらず、未発送の注文分もありますが、今しばらくお待ちください。この場を借りてお詫び申し上げます。懲りずに応援して頂けたら!

なるべく一人一人の方にお礼が言いたく、自分で発送作業をしていましたが、このあとは、事務局のほうに引き継いでもらうことになります。


 そしてコロナ禍もあり、今回の帰国中は殆ど対面でお礼を言えないままの出国となり、申しわけありませんでした。引き続き皆さま、どうぞ宜しくお願い致します。

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