2020年2月9日(日) シオラパルク 曇りのち晴れ マイナス28.0℃
 このところ、マイナス30℃以下の気温が続いていたので、今日は暖かく感じた。

 今シーズンは0.5歳から1.5歳のワンコたちが全部で7頭いて、5頭がオス犬、2頭がメス犬。夏期の留守中に、3頭の働き盛りのオス犬を死なされてしまったので、殆どNewチームといった感じだ。
 1.5歳を過ぎたナノッ&クマ兄弟は、昨シーズン生後6ヶ月目頃から、橇を曳くのは覚えさせていた。だからすんなりと今シーズン、本格的な犬ぞりデビューとなった。
 1歳を過ぎたガイ♂は昨シーズン、生後3ヶ月を過ぎた頃から母犬と一緒に、橇には繋がず、走ることだけは訓練していたので、今回犬ぞりを繰り返すうちに、すっかり橇を曳けるようになった。今や堂々たる橇曳き犬だ。
 夏に生まれたハッサク&ミカン兄弟は、生後6ヶ月からの犬ぞり訓練となり、最初はかなり戸惑っていたが、年が明けてから反復するうちに、どうやら最近になって、犬橇のパターンを覚え、いい感じでチームに加わってくれた。あとはみんな、長距離を走らせ、体力をつけていくことになる。
 ガイと兄妹のミラン、ハッサク&ミカンの兄妹のコナツは、まだ犬ぞり訓練を始めていないが、メス犬は意外とすんなり溶け込んでくれるので、心配していない。
僕の感覚では、生後3ヶ月を過ぎた頃から犬ぞりレッスンを始めるのが、一番スムーズだ。
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 新しいワンコたちを合わせ、今日ようやく全13頭のオス犬で走ることができた。極夜明け前を目標にしていた。やっぱり十数頭での犬ぞりは、爽快だ!若い時に僕が、犬ぞりをやりたい、と思ったきっかけは、当時エスキモー猟師が十頭以上で走らせる、犬ぞりのダイナミックさに感動したからだった。あちこちでそんな犬ぞりが走っていた。時代と共に今は、犬ぞりの規模が縮小される一方だ。寂しい。エスキモーと呼べる人たちも、もういなくなってきた。
 僕の一世代後では、角ちゃん(角幡唯介さん)がエスキモースタイルの犬ぞりを始めてくれたので、もう一世代、若い世代で誰か日本から犬ぞりを始めてくれないか、と待っている。植村直己さん、大島育雄さんの時代から、なんとか続いている伝統だ。
満月が空に転がる中、気持ちよく走ってきた。あと一週間ほどで極夜が明け、太陽が戻って来る。
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写真:今日の犬橇にて。