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16日(火)

 ごっきげんだゼ~、今日も快晴。犬橇を出して、沖合で海氷観測をする。海氷の厚さを測るのに、ドリルで穴を開けていると、町に戻る2台のスノーモービルがやってきて少し話をした。さらに沖合のほうに毎年同じ場所に出来る氷のクラックがあり、アザラシ狩りに行ったが、氷が張ってしまっていたとのこと。今は半月の前後で潮汐が落ち着いているからだろう。また満月あたりになると潮が動くからクラックも開いて海水面が顔を出すことと思う。潮汐というのは海氷上で活動するには、気を使わないといけない一つだ。

ここではイヌイットの猟師はスノーモービルを使っていて、僕は犬橇なので「お前はエスキモーか?」と言われた。冗談だとしても嬉しいことを言ってくれる。

写真:海氷厚を測定する。