位置は、Google Map

http://maps.google.co.jp/maps/ms?hl=ja&ie=UTF8&msa=0&msid=108625101905361637327.000463c90d141a4c350e6&ll=75.217222,-96.623098&spn=1.904449,9.887695&t=h&z=7

を参照してください。右の緑のテントマークが基点のレゾリュート、左の緑のテントマークが東小屋、黄色の犬マークが往路のキャンプ地、青の旗マークが復路のキャンプ地です。

 

 

2009/03/13 (DAY17) -35.2度 晴れ 風速0.1/s
9:00 P12東小屋を出発
18:00
 P13にて行動終了

本日の移動距離約30km

東小屋から海氷までは谷を下ることになるが、下ると言っても下る一方ではなく、かなりアップダウンがある。そして陸上は海氷と違って、段差があったり、地肌が出ているところがあったり、ソリが潜るような雪があったりして走りにくい上、、更には凸凹したところに雪が吹き溜まっているところにソリが突っ込んだ場合が最悪だ、スタックして動かない。今日はスタックするたびにソリから荷物を降ろし、ソリを引っ張り出し、荷物を積みなおす作業を何度もやり、大汗をかいた。今日は濡れた衣服を大々的に乾かさないと明日用の乾いた手袋がない。

ウヤーが右足の付け根を捻挫したようだ。重いソリを引っ張ったからだろう。アバンナット犬ぞりチームは現在、成犬12匹、子犬2匹であるが、ウキダガヤとウヤーが不調なので、実質10匹でソリを曳いているようなものである。馬力のあったシロとクロを失ったのがつらい。今日は谷の途中で犬たちのために犬たちのためのドッグフードの一部を置いていかざるを得なかった。谷を抜けるのに、自分も疲れたが、犬たちも疲れたようだ。犬の前を先導して歩いても、途中でついて来なくなった。いくら距離が離れてもじっと待ってる。相当疲れたのだろう。

 

今日は風が弱く暖かく感じた。雲の形も暖かそうな形に変わってきたように思う。季節が変わってきたのかもしれない。谷を下り、海氷を少し進んだP13にて本日の行動終了。

 

2009/03/14 (DAY18) -32.6度 晴れ 低い地吹雪 風速7.5/s
P13出発
P14
にて行動終了

本日の移動距離約25km

昨日の難行程にはさすがに自分も犬たちも疲れたので、朝はゆっくりし、午前中、海氷観測を行ってから出発した。今日は昨日ほどの難しさではないとはいえ、海氷上では一番きつい乱氷帯を抜けた。50センチから1mの波がそのままの形で固まったような乱氷で、その窪んだところに雪がたまってスタックする。往路にここを通ったときは、ホワイトアウトの視界の悪いときで、あまり陸地から離れないところを進もうとしたために、激しい乱氷に紛れ込み、自分の足を怪我して乱氷帯を抜けるのが大変だったが、今日は1回のスタックで抜けることができた。同じ道を通るにも、行きより帰りのほうが要領が分かっている分、速い。

途中から地吹雪が強くなってきたが、風に暖かさを感じる。

 

2009/03/15 (DAY19) 
P14を出発
P15
にて行動終了

本日の移動距離約30km

風がピタッとやんでいる。今日は出発前と到着後の二度、海氷観測を行う。海氷観測は往路と帰路合わせ、大体等間隔になるよう場所を選んで行っている。