20100309s停滞中のテツから。

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2010年3月9日 地吹雪 マイナス22.8℃
ブリザード、高い地吹雪、吹雪。

基本的に悪天候の日は、相当な何かがない限り停滞だ。その中でも外に出て、テント回りが雪で埋もれていたら除雪したり、犬たちが大丈夫か見てやったりする。それ以外はテントの中にいるのだが、燃料に限度があるため、ずっとコンロに火をつけているわけにはいかず節約。コンロを切っているときは、寝袋にもぐり込む。それが一番暖かいのだ。

風の音を聞きながら、色々と考えごと。どちらかというとまだ、これまでのことを懐かしんで思い出すよりも、これからのことを考えることのほうが多い気がする。夜の暗闇の訪れは、どこかへ取り残されたような気持ちになる。早く白夜の季節にならないかと願いながら、朝が来るのを待っている。


写真:吹雪に埋もれたテントと橇

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停滞中とは言え、北極の野外からパソコンでメールを送るのは決して楽ではない。テツはこのメールを送るために、冷え切ったパソコンを2時間体で暖め、コードも凍ってパリパリになっているのをコンロで暖めて柔らかくしたらしい。どんなに装備がよくなり通信状態がよくなったと言っても、北極の自然が厳しいことに変わりはない。