201212日(月) 地吹雪のち晴れ -31.3

20110102 元旦は吹き荒れていて、恒例の新年をお祝いする、生肉食べ会は中止になったのかと残念に思っていたら、今日の夕方にあった!声を掛けてくれたので、喜んで町の体育館に飛んでいく。毎年通りにカリブーやらアークティックチャー(いわな)などが凍って並んでいた。

グリーンランドのカナック地方では凍肉のことを「コア」(多分、鯨やらアザラシ、セイウチ、カリブー等々の凍肉の総称だと思うが)という。このレゾリュート地方でも同じく「コア」と言っている。僕はその中でも発酵した凍肉が大好きだ。夏の間に積み上げた石の下に肉を寝かせておくと発酵するのだが、それこそ僕の一番関わりの深いグリーンランド・シオラパルク村ではセイウチ、アザラシ、鯨、極めつけは「キビヤック」という水鳥を発酵させたものであったり、色んな種類があって、とにかく美味しいのだ。発酵してるだけに臭いは強烈で、手に染み込んだら数日とれないくらいだ。

今日の僕の目当てはセイウチの肉を発酵させた「イグナック」。ママット(おいしい)でした。ここにもまだこういった文化が少なからず残っているのはホッとする。

そのあと口の周りと手に染み付いた臭いをプンプンさせながら、犬たちの見回りに行くと、いつも以上に犬たちにモテモテだった。

写真:例年の光景。生肉を食べてお祝いする町の人たち。