動物保護

 11月19日(火)シオラパルク 雪のち晴れのち地吹雪 -12.5℃

 数日前に村の友人の誕生日に呼ばれ、家に遊びに行ってきた。ここではお祝いで集まるのが風習だ。ご馳走を振る舞われるのだけど、出てきたセイウチの頭に思わず「アゲヒョ~(でっかいなあ)!」と声をあげてしまった(笑)。牙も凄く立派だった。

 ここ数年の夏期、シオラパルク周辺ではアザラシが激減しているという。その張本人がこのセイウチらしい。動物保護ということでセイウチの狩猟が制限されたあげくセイウチが急増し、その結果アザラシが減っているようだ。アザラシにとってセイウチは天敵の一つでもある。

これまでエスキモーの猟師の人たちが普通にセイウチを狩猟して(ここに住む人たちは、決して乱獲はしていない)、人間の生活界と自然界の調和が上手くとれていた。アザラシもセイウチもバランスよく棲んでいたこの近辺だったのに、保護という結果、完全にバランスが崩れてしまった。良かれと人間が手を下すことによって崩れるバランスがあることも是非知って欲しい。それが必要な場所もあるだろうけど、動物保護がすべて正しいのではないと僕は思う。彼らの声も無視することなく聴いて欲しい。

20131119写真:お祝いに出されたセイウチ。生肉をご馳走になった。