4月5日(土)シオラパルク 曇り、雪 -14.9℃

20140405

 こちらの言葉で研究者の人たちのことを「イリシマトゥ」と言っているが、この言葉は「大知識」という意味があるそうで、もともとは北極の厳しい自然界を生き抜く人々、知恵を持った人々のこと、つまりエスキモーの人たち、特に老人や長老のことを言っていたのだと思う。

今日はシオラパルクのイリシマトゥ、長老の「ユーソッフィ」と一緒に犬ぞりで出かけてきた。この2月に70歳を迎えたユーソッフィは、今なお犬ぞりの現役。村から40kmほど離れた、「ネケッ」という場所にデポしてある肉の回収を手伝いに行ったのだった。僕の9頭の犬たちに、ユーソッフィの3頭の犬たちを加え、お供してきた。一緒に出掛けることで、まだまだフィールドで活動する色んな知恵を吸収出来る。楽しかった。朝10時半頃に出かけて、村には夕方の6時半頃に戻ってきた。

写真:ユーソッフィとお茶を飲み一息つく。