12月18日(木)晴れ -21.5℃

201412194

 1998年と2000年に、研究者の的場澄人さん(以下、的ちゃん)と取り組んだ、シオラパルク周辺地域での観測活動が、15年以上の時間を経て、一つの形となった。まだ若かった二人が、無い予算をお互いに持ち寄って実現させた観測活動だった。その頃は、的ちゃんもまだ駆け出しの研究者で、僕もまた犬ぞりを活用しての観測活動に、志向が傾倒していった頃で、お互いの意志が合致して実現した挑戦だった。そして的ちゃん曰く「最近シオラパルク(カナック)周辺域で実施中の、日本の観測調査で得られているデータと、上手く繋がってきた」というのだ。

そういった意味でも、研究者の世界はすぐに成果が表れるのではなく、根気と時間がかかるものなのだ、と改めて感じさせられる。

そして僕も今の北極活動で掲げている目標は必ず実現すると、これからも信じて取り組んでいくしかない。

 

論文が掲載されているのは、雪氷学会のBulletin of Glaciological Research という雑誌 → http://www.seppyo.org/bgr

論文 → https://www.jstage.jst.go.jp/article/bgr/32/0/32_79/_article

写真上:(上)1998年、Meehan氷河を犬ぞりで登行中、的ちゃん(左)と。(下)内陸氷床を移動中に記念撮影。

写真下:サンプリングをする的ちゃん。

201412193