3月1日(水)シオラパルク 曇り -23.9℃

 ブログ更新の間隔が開いてしまった。色々とあった。

まずは、ブリザードが止み2月23日に、北の方へ極夜の単独徒歩探検に出かけていた、友人の角ちゃん(角幡唯介さん)が約3ヶ月ぶりにシオラパルクに帰還した。顔面はこのブリザード中にやられた凍傷がひどいが、元気な姿にホッとした。ほんとに角ちゃんは超人だ(笑)村に戻ってからは僕の家に一緒にいて、間もなく帰国の途に・・。

 

そして次に悪い知らせあり。今年10歳のリーダー犬「アーベェ」が老衰で亡くなってしまったこと。また立て続けに不運は起るもので、ベテラン犬「アッロ」(6歳)もアクシデントで亡くなってしまったこと・・。この2頭の死で、チームの戦力がガクッと落ち込んだ。

あとこれは良い知らせ。先日のブログでも報告した「銀河」の左前脚の凍傷は、思ったよりは軽かったようで、間もなく戦列復帰できそうな気配。「タロ&レオ」合わせて3頭の新鋭に、今後(来シーズン以降)は期待を掛けることになる。

 

もう一つ。グリーンランドでインフルエンザが猛威を振るっていて、このアバンナッソア地方も例外ではなく、隣り町カナックからシオラパルク村にも持ち込まれ、村中で蔓延。僕も2月24~26日かけて身体が気怠く動かず、寝込んでしまった。持参の薬品を飲んで処置し、ようやく犬ぞりを出したり、普通に動けるようになってきた。

と、こんな感じの約1週間でした。いいことも悪いこともあったけど、全体的には、可愛がっていた2頭のワンコの死が、沈んでいる気分のほうを半分以上に占めさせているかな。

このあと3月15日までに、別々に2組の日本の方がシオラパルク村を訪れることになっていて、受け入れを頼まれています。

写真:イグルーを作る「カガヤ」。(2月27日に、角ちゃんと共にイグルー作りのレクチャーを受ける)

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